2013年4月19日金曜日

カサをささない理由

 今週は毎日、午後は雨でした。雨季だから、当然と言えば当然なんだけど、ここ数週間、からっと晴れている日が続いていたので、「ああ、まだ雨季だったんだ。」と気づかされます。

 キトで雨が降ると、日本と違う光景がみられます。みんな、ずぶぬれになりながら、走ったり、慌ててタクシーを捕まえようとしたりします。バスに乗ると、ずぶぬれの人ばかり。

 これまでずっと、エクアドル人は、雨に濡れても気にしないんだと思っていました。でも、よくよく観察していると、やっぱり濡れるのはいやみたいです。


 そこで1つ疑問が。「どうして、エクアドル人はカサをささないのか?」先日、同僚にきいてみました。


 カルメンの答え。

 「エクアドル人は、カサを持ってきても、どこかへ置きっぱなしにしてしまって、すぐになくしちゃうのよ。」

 確かに、エクアドルで傘立てを見たことがありません。

 ダビドの答え。

 「朝は晴れてるから、カサはいらないと思って、持ってこないんだよ。」

  確かに、キトの天気は変わりやすいです。さっきまで青空だったのに、あっという間に黒い雲におおわれて、ゴロゴロ雷の音が聞こえてきて・・・気づいたらざーざーぶり。

 でもね、カサの保管くらい、意識すればいいんじゃない?こんな天気が1週間続いているだから、折り畳みカサをカバンに入れておいてもいいんじゃない??私は、毎日入れてるよ。

 ・・・やっぱりよくわかりません。今日も、帰宅時間に合わせたように、雨が降り出し、エクアドル人がずぶぬれで走る中、私は傘をさして帰りました。

2013年4月15日月曜日

ジーンズの街、ペリレオ

 週末は、小旅行に行ってきました。でも、今回の目的は観光ではなく、買い物です!ジーンズの街、ペリレオに行ってきました。

 エクアドルには、それぞれ小さな街に特産品があります。革製品だったり、靴だったり、じゅうたんだったり。その中でも、ペリレオは「ジーンズの街」。ジーンズがとっても安く買える街なのです。

 街に着くと、メイン通りの両脇の店は、ぜーんぶジーンズのお店です。中をのぞいてみると、8ドルのジーンズから、「リーバイス」のジーンズまで。リーバイスはもちろん、コピーです。エクアドルは、こういうコピーが堂々と売られているので、笑ってしまいます。
この通り、全部ジーンズのお店。

マネキンもラテン体型。すてきなおしりです。

 その中でも、目を引いたのが花柄のジーンズ。これが、今の流行りなんだそうです。履いてる人、見たことないけど。思い切って、試着してみました。

この花柄ジーンズ、試着してみました。

案内してくれた、ちなみんと。
どうですか?日本でもはやらせるべき?

 その後、真面目に自分の欲しいジーンズ探し。エクアドルの女性用ジーンズは、基本的にピタピタのスキニーです。ストレッチがきいててはきやすい。でも、ポケットがついているかと思ったら、縫い付けてあったり、お尻ポケットがないと、やっぱりお尻が大きく見える気がするし・・・いくつか店を回って・・・見つけました!前にもお尻にもポケットがついてて、ちょうどいい色合いのジーンズを。16ドルでした。やったね!!

 しばらく履いてみて、気に行ったらまた買いに行こうっと。次は、花柄ジーンズにしようかなぁ。

 

2013年4月14日日曜日

先生の日

 4月13日は、「ディア・デ・マエストロ(先生の日)」でした。エクアドルには、先生に感謝する日があるのです!!

 それに先駆けて、月曜日の全校朝会では、その日の司会のクラスの学生たちから、バラの花をもらいました。

きれいなピンクのバラ。
感謝のメッセージカードつき。

 13日は土曜日なので、12日に式典がありました。12日金曜日は、その式典だけで、授業はなし。内容は、長く勤めている先生と、優秀な学生の表彰、そしてまた「先生、いつもありがとう」と小さなプレゼントをもらいました。
式典の様子。

今日表彰された、ピンクのスカーフを付けている学生たち。
なるほど、納得の人選です。
学生会からの小さなプレゼント。


そして、式典のあとは恒例の軽食パーティー。シャンパンで乾杯して、おつまみを食べながらおしゃべりタイムです。


 先生に感謝する日、日本にも作りませんか?1年に1度くらい、盛大に感謝されたいなぁ!!

2013年4月9日火曜日

ちょっとだけ進歩?

 今日は、7年生(日本の6年生)の子ども達に、算数の授業をしてきました。今回の授業、と~っても不安でした。なぜなら

①6年生は、唯一日本で教えたことのない学年。
②今回は、付属小学校ではなく、キト市内の公立小学校。

 という、2つの初めての要素があるからです。うまくいくのか、ずーっと不安で、今朝は朝4時半に目が覚めてしまうほどでした。

 本来なら、教育実習を行っている学生に見せるために、私が授業をするのですが、今日行った小学校は、先生たちがぜひ見たい!ということだったので、ほぼ全員の先生方が見に来てくださいました。研修会で見たことのない先生達ばっかりだなぁと思っていたら、後から最近10人もの先生が入れ替わった知ってびっくり!

 7年生の子ども達とは、会うのは今日で2回目。2週間前、学生の授業を見ただけです。自己紹介で「先生」という言葉を教えるのを、最近のネタとしています。授業が始まる前に、

 「日本では、子ども達は私のことをカズノとは呼ばないよ。友達じゃないからね。先生って呼ぶんだよ。だから、今日の授業中、質問があったら、先生って呼んでね。」

 この「先生」という言葉、結構認知度があります。空手を習っている子どもが時々いるからかな。ちゃんと「センセイ!」って呼んでくれます。ちなみに、スペイン語では「プロフェ!(プロフェソーラの短縮形)」です。

 これまでの授業を通した、一番大きな課題として、「時間」がありました。どうしても、45分で授業が終われないのです。前回は、45分の予定が、1時間20分もかかってしまいました。理由は、前にも書いたように、言葉が1度で通じないため、私は何度も言い直し、子ども達は何度も質問することです。

「カズノの授業のやり方だと、時間がかかってしまう。」

と学生に言われ続けていました。どんなに私が、

「これは、語学にハンデがある私がやったからだよ。あなたたちが、この授業計画の通りにやれば、45分でできる!」

と言い続けても、なかなか信じてもらえませんでした。

 今日は時間短縮のために、ノートを使うのをあきらめ、プリントを用意しました。子ども達に発表してもらうための紙に、あらかじめ表を書いておきました。その効果と、子ども達が思ったよりいい子たちだったので、なんと初めて、ぴったり45分で授業を終わらせることができました!!やったね!!!
 
 ずっとその点について心配していたカルメンも、とっても喜んでくれました。どんなにうまくいかなくっても、あきらめずに私に授業の機会をくれるカルメンには、ほんとうに感謝です。

 来週も、違う小学校で授業をします。うまくいきますように!!

自力解決中。
早速「センセイ!」って呼んでくれる子もいます。
発表する女の子。とっても上手な説明でした。

2013年4月5日金曜日

ラジオデビューしちゃいました。

 今日は、ラジオに出演してきました。キト市内のラジオ局で、月1回、日本についてのラジオ番組を放送していて、毎月日本にゆかりのある人が出演しているのです。これまでも、多くの先輩隊員方が出演されてきました。そして今回とうとう、私にもその順番が回ってきたのです。カルメンも大喜びで、朝から私よりそわそわ。。。

 日本大使館を通して、事前に台本が送られてきたので、答えをあらかじめスペイン語で書き、カルメンに添削してもらいました。ラジオなので、それをそのまま読めばいいよね、と思っていたのですが。。。

 質問の内容は、私の活動内容、エクアドルの算数教育について、算数指導法を学生や先生達に教えたときの反応などなど。しかし、始まってみると、当然といえば当然ですが、アドリブの質問も飛び出しました。カルメンは、すぐに答えられるからいいのですが、私はやはりしどろもどろになってしまいます。一度はアドリブの質問の意味が理解できず沈黙になってしまいました。大使館職員の方に助けてもらい、なんとか話を続けることができましたが。

 放送は、今日の午後3時半。自分の下手なスペイン語を聞くのは、かなり恥ずかしかったけど、沈黙した部分はうまくカットされており、不自然ではありませんでした。カルメンが私の3倍くらいたくさんしゃべってくれたし。よかったぁ。ドキドキしたけど、貴重な体験になりました!

ブース内にて。収録が終わってほっとしたところ。

2013年4月4日木曜日

変わらなきゃ!

 今日の午後は、緊急の会議がありました。カルメンが招集したものです。

 なぜかというと、今教育実習に行っている学生が困っているというのです。学生たちは、毎週火曜日に、キト市内の教育実習校へ行って、授業をしています。そのため、事前に指導案を作って、担当の先生に見てもらうのですが、

「こんなの難しくてできない。」
「私はこの方法よくわからないから、勝手にやって。」

 と言われてしまうのだそうです。そして、それは担当の先生による評価にもつながるわけなので、学生たちは困っているのだそうです。

 今実習中の学生たちは、私とカルメンが9月から、新しい算数の指導法を教えてきた学生たちです。もちろん、まだまだ未熟だけど、私たちが教えたやり方でなんとか指導案を作り、授業をしようとしています。だけど、指導するのは、今までのエクアドルの教え方で何十年も教員をしてきた先生達です。

 学生たちが新しいことをしようとする、それを理解してもらいたい、ということでこれまで計3回、教育実習校の先生達を集めて、研修会を行ってきました。今までブログにも書いた通り、参加した先生達は、

「この教材、すばらしいわね!」
「とっても勉強になったわ。」

と言って、帰っていきました。でも実際のところは、よくわからない、こんなの無理って思っていた人たちが多かったということです!!まあ、薄々そんな気はしていたけどね。

 そもそも、全ての教員が変わってくれるとは、私もカルメンも期待していません。だけど、せっかく新しいことを学んで実践しようとしている学生の邪魔をされたんでは、困ります。そこで今日は、教育実習校の担当の先生達を集めて、現状を聞き取り、さらに教育実習校の先生達を指導してもらおうという目的で会議を開いたのです。

 ところが!!!私のスペイン語力では、半分くらいしか内容を理解できていないことを差し引いても・・・どうやら同僚の全員が、私たちの活動を応援してくれるというわけではなさそうな雰囲気です。去年12月に一度、同僚の先生達向けにも研修会を開いたというのに、

「この指導法、よくわからない。もう1度研修会をするべきだ。」

と言い出す人まで!もうこれ以上教えることはないのに!!

 最後に校長先生が、

「自分の担当教科じゃなくっても、もっと協力してほしい」

 というようなことを、熱く訴え、会議は終わりました。

 私はひとことも発することなく終わってしまった会議だけど、古いやり方を壊して新しいものに変えていくっていうのは、本当に大変な作業なんだなぁと思いました。そりゃあ、今までのやり方を続けた方が、楽なのは当たり前。それに、新しいものは、すぐに成功するわけではありません。その努力を続けていけるかどうか、これが変われるか変われないかの境界線なんだと思います。

 私が、去年担任していた子ども達に、いつも言っていた言葉を、今ふと思い出しました。

 「先生やお母さんにいろいろ言われても、自分が変わりたいと思わなきゃ、絶対に変わらないんだよ。 本当に変わりたいなら、ちゃんと努力しなきゃ!」

 まったく同じことを、教育実習校の先生たちと、同僚の先生達に言いたいです!!エクアドルの教育を、エクアドルの国を変えたいのなら、継続的な努力が必要です!!

2013年4月2日火曜日

最近感じること

 最近ふと、グチっぽくなっている自分に気づきます。なんていうか、色々なことにイラッとします。エクアドルに来て9か月。何もかもが新鮮だった時期はとうに過ぎ、活動についても、自分がやりたいことが出てきて意見を言うようになり、なのにうまくいかなかったり。。。ネガティブな記事になってしまうことは承知で、何にイラッとくるのか、書き出してみようと思います。

 ①約束を守ってくれない

 時間にルーズなことは以前書きました。それも、この中に入ると思いますが、約束を守る人は珍しいくらいです。たとえば・・・

 セマナサンタの旅行中のことです。滞在先のプエルトロペスという街からキトに帰るのに、バスのチケットを買いに行きました。でも、直行バスは売り切れ、乗り継いでいくしかありません。すると、そのバス会社のおじさんが陽気に、

「明日の朝7時45分に、隣の会社のバスがここを通るんだよ。おれは、明日の朝7時半にこのオフィスのシャッターを開けるから、そのバスが通ったら教えてやるよ!心配するな、わははは!!」

 そして翌朝。心配なので、朝7時20分に、そのオフィス前に行きました。10分後・・・オフィシーナのシャッターは空きません。おじさんも来ません。隣にあるホテルのおじさんが、

「今日は、このオフィスは空かないよ。」

って!!!あんなに大口叩いといて、来ないんかい!!ありがたいことに、そのホテルのおじさんが、親切に違うバスを教えてくれたので、なんとかなりましたが・・・。無責任にそんなこと言うなー!!!

 ②順番待ちができない

 私の通勤時間は、結構なラッシュです。私は始発からバスに乗ります。乗り場は大混雑です。席取り合戦です。そんな中、堂々と順番を抜かしていく人が、毎朝必ずいるのです。こんなに列ができているのに、自分だけ今すぐ乗って、席に座ろうなんて!!みんなそうしたいに決まっているのに!!!最近は、そんな横入りの人を、肘でガードするという技を身に着けました(笑)日に日に図々しくなっている自分を感じます・・・。

 ③エクアドル大好き!なんだけど・・・

 いや、これは別にいいことなんです。愛国心はもちろん大事です。でも、自分の国を愛するあまり、視野がせますぎます。今のままじゃいけない、もっとよくなりたいっていう「向上心」が、あまり感じられないのです。それは、算数の指導法を伝える活動の中でも感じます。「これはすごい!いい教材だ!」と思ってくれても、それをちゃんと使って教育をよくしようって感じてくれている人は、ほとんどいないように感じます。このままでいいじゃんって思っているような雰囲気なのです。ちゃんと問題意識を持っているのは、実際に外国に行ったことがある人だけかもしれません。もちろん、そんな機会が誰にでもあるわけではないので、しょうがないのかもしれませんが。「日本はすごいね」とはよく言われるし、それは本当に思っているんでしょうけど、

「エクアドルを愛してる。だからエクアドルのために、もっとこの国をよくしたい。変わらなきゃいけない。」

と感じている人がどれだけいるのか・・・。今のところ、その意欲はカウンターパートのカルメンからしか感じられません。そんな人がカウンターパートにいるというだけで、私はものすごーく恵まれています。


 細かく言えば、まだまだありますが、イライラの原因は主にこの3つなような気がします。どうしてこれに私がイライラするのか?それは、この3点の逆が、日本人の常識であり、心だからだと思います。

 特に③。日本人って、自分たちに対して批判的だなぁって思っていましたが、逆に言えば、それだけ向上心があるってことではないでしょうか。今よりもっとよくしたい、そういう気持ちが、ここまで日本を発展させたんではないかな、と思います。教員もそうです。20年、30年の経験を持つベテランの先生方も、日々よりよい授業を作るために、勉強を怠りません。その教員の姿勢が、今の日本の教育水準を作ってきたんだなぁ、と今改めて心から尊敬します。今の自分に満足することなく、上を上を目指していく。教員に限らず、日本人が持っている素晴らしい心だと思います。

 先日、帰国する先輩隊員の最終報告会を聴講しました。その中で、所長が言ってくださったコメント。

「たとえ2年間で目標が達成できなくっても、『日本人力』を伝えることができました。」

 とおっしゃっていました。私1人の力では、あと残り1年でエクアドルの算数教育を劇的に変えることはできないと思います。だけど、私の日本人としての姿勢は見てもらおう!

 そしてできれば1年後、エクアドルを好きになれるかどうかはわからないけど、この国のいいところを1つでも多く見つけられたらいいなぁ。