2013年9月25日水曜日

ツナミがやってきた?

 月曜日、職場で大事件が起こりました!私のカウンターパート、カルメンと、もう1人の算数教員、ホルヘを含む同僚15人が、異動することに、いや、してしまったのです!!

 事の始まりは、夏休み明けにさかのぼります。休み明け、久しぶりに出勤した私に、カルメンが、

 「新しいレクトーラ(校長)が来たのよ。」

 と、教えてくれました。理由は、私の勤める教員養成校が今年いっぱいで終わりになってしまうため、同僚たちのその後を決めるために来た、とのことでした。しばらくは、2人のレクトーラがいるのよ、とのことでした。

 さらに、今年は学校がどうなるかと尋ねると、前からいたレクトーラ、カルメンが2人そろって、

 「大丈夫。カズノの仕事はここにあるから。心配しないで!」

 とのこと。単純な私は、それを信じて、新年度が始まりました。

 新年度といっても、教員養成校にとっても、最後の1年なので、新入生は入ってこず、郊外の小学校に実習している学生の授業を見にいく、という仕事のみ。同僚たちはそれぞれ、週2~3日学生の授業を見に行き、残りは会議やそれぞれのプロジェクトを進める、という働き方をしていました。カルメンも、私たちが今年何をするのか、ちゃんと計画を立ててくれていて、

 「今年は、まず10月に実習校の校長先生を招いて研修会をして、その後カズノが実習校で子ども達に研究授業をして、それと並行して学生の指導。3月までには、本を作れたらいいわね。」

 とのことでした。なので、10月に行う予定の研修会に向けて、準備をしていました。

 そんな中、金曜日。会議から戻ってきたカルメンから、

 「私たちのうち、12人だけが残って、あとの人たちは、違う職場に行くことになったの。月曜日に、そのメンバーが発表されるんだって。」

 ええ?!ってことは、カルメンやホルヘもいなくなっちゃうかもしれないってこと?そしたら、私はどうすればいいの?すると、カルメンは、

 「それは大丈夫よ。そうならないように、会議で発言しておくから。」

 と言ってくれました。でも、やっぱり心配だなぁ・・・と思いながら迎えた月曜日。なんだか、みんな落ち着かない様子。

 お昼前になって、会議からカルメンが戻ってきました。思い切ってきいてみると、

 「カズノ、チャオ~!」

 チャオって?!

 「私は、違う職場に行くことになったわ。」

 よくよくきくと、ホルヘも変わるとのこと。最悪の事態です!!会議では、ショックのあまり泣き出す人もいたそう。

 その話を聞いた後、なんだか騒がしい・・・。あちこちで、同僚たちが身辺整理を始めたのです。明日から、もうここには来ないってことです!!そんな急に?!一方で、残ることになった同僚たちは、実習校の割り振りのため、会議を始めます。異様な雰囲気に、「私はこれからどうすればいいの?」なんて、誰にもきけない・・・。

 そして火曜日、本当に同僚たちは来ませんでした。あるコレヒオ(高校)が、教員を募集しているそうで、そこに向かったそうです。ほとんどの人たちは、そこで採用されたそう。

 今日、残った同僚たちが実習校に行くのについていきました。残った彼らも彼らで、動揺が続いています。「月曜日はツナミがきたんだ。」と、学生たちに話していました。学生たちも、びっくり!「カズノ、これからどうするの?」そんなの、私だって知らないよ~!!

 この事態をJICAに報告したところ、金曜日に職場に来てくださり、話し合いをすることになりました。任期残りあと6か月、今までで最大のピンチ襲来!!

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