2012年6月29日金曜日

ホームスティ開始!


 昨日、クエンカに移動してきました。クエンカという街は、エクアドルで3番目に大きい街なんだけど、世界遺産にも指定されているくらい、とにかくきれい!建物すべてが歴史的建造物っていう雰囲気です。キトは大都市!って感じで騒がしかったけど、ここは少し落ち着いている感じです。
裁判所です。もとは、大学だったそう。

街の中心にある大聖堂。中もものすごくキレイ!


帽子屋さんの屋上からみたクエンカの町。
そして、ホストファミリーとご対面。1ヶ月間だけだけど、私にとって初めてのエクアドル人。迎えに来てくれたママはとっても優しそう!ぎゅっとハグをされ、ほっぺにチュッとされました!これが、エクアドルでは、女性同士、または異性同士の一般的な挨拶なんだそうです!!ちょっと恥ずかしくって、自分からチュッはできません・・・。私のつたないスペイン語を必死に理解しようとしてくれ、また私がわからないときは簡単な言葉に直して伝えてくれる、優しい人たちです。日本についてもたくさん質問されました。大震災のときの話も聞かれて、一生懸命に伝えようとしたけれど、なんせ語彙が少なくって・・・もうちょっとスペイン語がうまくなったら、また話したいです。
ホストファミリーです。一番上のお兄さんは、このとき不在でした。
エクアドル人は、美人とイケメン揃いです!!
そして、一緒に家に帰り、お昼ごはんを食べました。ここエクアドルでは、お昼ご飯が一番大事で、一番豪華!!スープから始まり、お肉やご飯もあります。食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘れてしまいました!また今度載せます。


 そしてびっくりなのが、お昼休み(12時から14時)には、家族全員が集まってお昼ご飯を食べるんです!!子ども達は大学生と高校生なので、それぞれ忙しくって帰ってこないこともあるけど、普段は子どももみんな学校から帰って来るそうです。

 夜ご飯は、わりとあっさり。私のおうちは一皿(サラダ、お米、お肉)でしたが、ほかの子にきいたところ、ホットドックだけ、コーヒーとパンだけ、といった感じのおうちもあったそうです。日本とは逆ですね!今日の夜ご飯では、初めて焼いた「プラタナ(食用バナナ)」を食べました!私はバナナアレルギーで、食べると腹痛があるし、それは家族にも伝えてあるはずなのに・・・と思って躊躇していたら、「バナナとは違うよ」というので、半信半疑ながら思い切って食べてみました!そしたら、大丈夫だった!!味は・・・ほんのり甘い感じ。食べられるものが1つ増えてよかった♪
これが、調理前のプラタナ。見た目はバナナと同じだけど、少し大きいです。これは小さいほうだそう。

調理したものが、左上。ほんのり甘くっておいしい!!
ありゃ、気づけば私のブログはエクアドルの食生活ばかり書いていますね!!どこの国へ行っても、一番の興味は食べ物にあります・・・。

 明日は、語学学校のツアーでクエンカにあるインカ帝国の遺跡を見に行きます!写真をいっぱい撮ってきます!!

2012年6月27日水曜日

おいしいパン屋さん

今日も1日、JICA事務所でオリエンテーションでした。安全対策のお話では、いろいろ犯罪被害の事例を読んで、勉強しました。エクアドルで起こる犯罪の半分くらいは、私が住むキトで起こっているそうです・・・。「用心しすぎるということはない」と言われました!そして、「命より大切なものはない」と。強盗に遭遇してしまったら、完全に無抵抗。とりあえず、あるものを全部出す、というのが鉄則だそうです。東京のように、自由はなくなってしまうかもしれないけど、犯罪にあいたくはないので、気をつけていきます!!


そして今朝は、新しいパン屋さんに行きました!今住んでいる連絡所から、徒歩5分くらい。


             
                たくさんの種類のパンがあります。どれもおいしそう!

こんなかわいいクッキーも!!
パン屋からの帰り、こっそりデジカメを出して、街の様子を撮ってみました。なぜこっそりかというと、「デジカメで写真を撮ると狙われる」のだそうです・・・。

なぜか、工事が多いキトの道路。
明日は、朝6時にこの連絡所を出発します。クエンカという街で、1ヶ月間語学学校に通います。そして、エクアドル人のおたくでホームスティも始まります!いよいよ、エクアドルが生活スタートです!!

2012年6月26日火曜日

高山病?!

今日は、一日バタバタでした。朝からJICA事務所へ行き、午後は在エクアドル大使館へ表敬訪問。大使とお話しました。とてもにこやかで、すてきな方でした!!

そして、今朝から軽い頭痛が・・・。なんで私が?!とお思いでしょうが、JICAスタッフによると、高山病は、体力に関係なく、体質だそうです。平気な人は全員平気!だから、エクアドル隊7名中、頭痛を訴えるのは、私を含めて4名。あとの3名は全然平気だそうです。まあ、薬を飲んだり寝たりしなきゃいけないほどではないのですが。でも、時差ボケ+頭痛で、今日は疲れました・・・。


今朝は、朝ご飯を外で食べました。片言のスペイン語で、オムレツとカフェオレを注文してみました。すると出てきたのは・・・
巨大オムレツ!!

左の女の子のパンケーキも特大サイズ!!
みんなでシェアし合っておいしくいただきました!でも、このサイズになれてしまったら・・・ちょっと怖いので、夜は軽めにしました♪

キトにいるのは、明日まで。明後日からは、クエンカという街に移動して、1ヶ月間語学訓練です。スペイン語、だんだん衰えてきているので、ちゃんと頑張ります!!

キトに到着!

無事、エクアドルに到着いたしました!!20時間の長旅、疲れました・・・。アトランタまで約12時間、キトまでが約5時間。
デルタ航空でした。成田→アトランタは、座席と座席の間が狭かった・・・。

 飛行機は予定通り飛んでくれたので、まあまあスムーズな旅でした・・・が!アメリカの乗り換えは大変だった!!乗り換えの2時間半しかアメリカには滞在しないのに、入国審査(顔写真と指紋もとられる)→税関→荷物検査と、入国する人並みの審査を受けました。全部で1時間くらい?!もう!!

 キトの空港についたのが、夜10時半くらい。エクアドル隊員ひとりの荷物が届いていなくって、その手続きにちょっと時間がかかったけれど、JICA調整員さんのお出迎えを受け、12時過ぎにはJICA連絡所に到着!そこから、説明を受けたり、ネットがつながるので母親にメールを書いたり、シャワーを浴びたり・・・結局寝たのは2時半くらい。
 

 疲れているはずなのに、朝6時半には目が覚めてしまい、今ブログを書いています。時差ボケですね。
 

 窓から街の様子をのぞいてみたら・・・




 予想以上に街はきれいそう!これから今日は、いろいろなところへ挨拶して、オリエンテーションがあります。そして、木曜日には、現地語学訓練のためにクエンカへ飛びます!まだまだ慌ただしい日々が続きます!!

2012年6月24日日曜日

出発前夜

いよいよ、明日が出発です!なんだか落ち着かないので、今に至るまでの経緯を書いておこうと思います。

 私が、一番最初に国際協力に興味を持ったのは、高校生の時。世界中に学校に行けない子どもがたくさんいる、学校に行かずに働いたり、少年兵として戦争に行っていたりする、という事実を知ったときだと思います。私は、当たり前だと思っていた自分の環境がとっても恵まれていることを知り、その立場を生かして、学校に行けない子どもがいなくなるように何かがしたい!と考えました。

 でも、調べてみると・・・実際に国際協力を仕事にするには、学歴も必要だし、安定もしていない。それはちょっとなぁ・・・と悩んでいました。大学3年の春休み、とりあえず途上国へ行ってみよう!と、インドのNGOで2ヶ月間ボランティアをしてみました。そして気づいたのは、専門技術がなければ、何もできないということ。確かに、スラムの子どもたちに折り紙を教えたり、アルファベットを教えて、子どもたちは喜んでくれたし、私も楽しかったけど、これじゃあ何も変わっていない!と思ったんです。そんな頃、大学生ボランティアとして、小学校へ行ってみて、子どもの頃の夢だった「小学校の先生」を思い出しました。「まずは、小学校の先生になって、それから青年海外協力隊として国際協力をしよう!」と決めました。

 実際に小学校の先生として働き始めると、東京都では、現職教員派遣制度を使うには、6年かかると知り(JICAとしては3年なのに)、大ショック!6年も経ったら歳も歳だし、状況が変わっているかもしれないし、6年たってもまだ行きたかったら行こう!と、目の前の子どもたちに専念をしました。子どもたちとの日々は忙しくも充実していました。でも6年目を迎えた春、やっぱり行かなきゃ後悔する!と思い、青年海外協力隊に応募することを決めました。

 ただ、派遣先は希望とはちょっと違って・・・私のイメージの協力隊は、アフリカのいなかの小さな小学校で、子どもたちに囲まれながらのんびり働く・・・というものだったのですが、決まった派遣国は、第3希望にも入れなかった南米エクアドル!しかも首都(キト)!そして、派遣先は教員養成学校、つまり、大人が相手の仕事です。・・・理想と現実のあまりの違いに最初はショックだったけど、南米なんて、こんな機会でもなかったら行かないし、未知の世界だから楽しそう!!と思い直しました。「学校に行けない子どものために」という当初の夢とは直接結びつかないかもしれないけど、いつか私が教えたことが、どこかの子どもたちのためになるはず!そう信じます。

 長くなったけど、ようやく高校生の頃の夢「国際協力がしたい!」がかないそうです。私に何ができるのか、全然わからないし、何もできないかもしれないけれど・・・。

1.エクアドルの人たちと信頼関係を築くこと
2.私が6年間で先輩の先生方に教わったことを、エクアドルの人たちに伝えること
3.健康で帰ってくること

を3大目標としてがんばります。

 無事ついたらすぐに報告したいのですが、いつネット環境に行けるかわからないので、しばらくお待ちください!それじゃあ、行ってきま~す!!

2012年6月23日土曜日

荷造り完了

昨日、大きい荷物2つを成田空港に送りました。


 右の青いスーツケースは、今回のために買ったもの。90L入ります。左の赤いリュックは、私がいつも海外旅行で使っているもの。キャスターがついているので、リュックにもキャリーバックにもなるものです。そして、紫のリュックは機内持ち込み用。

 ところが・・・航空会社の決まりで、荷物は1つ23キロまでと決められているのです!なので、ぎゅうぎゅうにつめこんで、体重計を使って計量すると・・・28キロ!5キロ減量の必要アリ。ということで、何度も何度も荷物を入れ替え、たぶん大丈夫だろう、とクロネコヤマトへ持って行き、ドキドキの最終計量は・・・・22.85!ギリギリ合格!!

 なんだか、まだ忘れ物している気がするし、事実「あれ入れ忘れた!」っていうのがあるけど、明日空港で荷物を受け取ってから、なんとか詰め込みます。まだ赤い方は余裕があるので。

 今日は、出発前最終日。家族とのんびりすごそうと思います。

2012年6月21日木曜日

東京へ!

19日と20日、東京に行ってきました。
JICAボランティアには、出発前に都道府県と市町村に表敬訪問をすることが義務づけられているのです。本来なら、今の住所がある実家、愛知県でするものなのですが、もう実家を離れて10年たつし、私は東京都の職員だし、何より東京のみんなに会いたいし!と思って、東京にしました。そう決めたからには、いっぱい予定をつめこんで、ハードスケジュールの2日間となりました。

 19日は、家を朝6時半に出発。そして、母校の大学に行ってきました。先生は、私が小学校の教員になって、それから協力隊へ行く!という進路を決めたときから、ずっと応援してくださっていました。「やっと夢がかなうんだね」と喜んでくださいました。先生、ぜひエクアドルに遊びに来てくださいね!

大好きな、緑がいっぱいのキャンパス。
いつ来ても学生時代の気分に戻れます。

その後は、13時に東京都庁へ行き、同期の隊員47名と表敬訪問。久しぶりにKTCのメンバーと会うと、ほっとします。5日ぶりにスペイン語をしゃべってみたけど・・・なかなか言葉が出てこない!!ちゃんと忘れないように勉強しないと・・・。そして、42階の広い部屋に通され、一人一言ずつ自己紹介と抱負を話し、予定より30分早く終了。残念ながら、都知事は会ってくれませんでした・・・がっかり!

とっても広い会議室。専用マイクを使って話します。

 夜は、学校の先生方が集まって会を開いてくださいました。台風の中、現職員はもちろん、去年、一昨年異動された先生方まで来てくださって、本当にうれしかったです!6年間、失敗ばかりの私を優しく、厳しく指導していただき、バドミントンや卓球を教えていただき、プライベートでも仲良くしていただいた、家族のような先生方です。この学校で働けて、本当によかったです!ありがとうございました!!!

 翌20日は、小学校へ。「体育朝会で挨拶してもらうから、来てね」と言われていたので、挨拶だけだと思っていたら、「今日はスペシャルバージョン!」といって、久しぶりに全校児童の前で「マルマル・モリモリ」ダンスを踊ることに!恥ずかしかったけど、楽しかった♪そして、子どもたちの前で行ってきますの挨拶をさせてもらいました。3時間目は、去年教えた6年生へ、4時間目は3年間教えた5年生へ。伝えたいことはたくさんあったんだけど、うまく話せたかな。ちゃんと伝わったかな。久しぶりに子どもたちの前に立って、話して、やっぱり学校っていいな、先生っていいなと思いました。私は、どこへ行ってもみんなのことを応援しているからね!!


 最後は、大学時代の親友で、一時はルームシェアをしていた友達と飯田橋のカフェでお茶をしました。彼女も私の夢をずっと応援していてくれていました。ありがとう!お互い、自分の目標に向かって頑張ろうね!!

 そして、7時過ぎの新幹線に乗って、名古屋へ戻りました。

 東京に住んで10年、大好きな人たちがいっぱいいる東京が大好きです。19歳の春に上京したときは、誰も知っている人がいなかったのに、この10年間でたくさんの人に出会いました。大学の先生方、友達、バイト仲間、同僚の先生方、同期の仲間たち、子どもたち、保護者の皆様・・・それぞれから、いろいろな影響をもらって、今の私がいるんだなぁ・・・と新幹線のなかでしみじみ思いました。素晴らしい出会いに感謝です。まだいまいち別れの実感はわかないけど、2年後、無事帰国して、成長した姿を見せられるように頑張ろう!と改めて思いました。

 さて、今日で買い物はほぼ完了。あとはスーツケースに詰めるだけ♪明日の夕方には成田空港へ発送できるようにしたいなぁ。いよいよ準備も大詰めです!!!

2012年6月17日日曜日

派遣前訓練終了!

このブログを始めるにあたって、まずは65日間の派遣前訓練を振り返っておこうと思います。

 4/11~6/14まで、私は平成24年度1次隊「候補生」として、駒ヶ根青年海外協力隊訓練所(通称KTC)にいました。65日間の派遣前訓練を受けるためです。156名(シニア海外ボランティアも含む)が、一つ屋根の下、共同生活をしながらJICAボランティアになるための訓練を受けるのです。

 青年海外協力隊になるための訓練とは・・・その3分の2が語学です。私の場合は、スペイン語。もちろん、訓練前は勉強したことなんてありませんでした。1日50分×5コマ、1クラス5人の少人数クラスで、みっちり勉強しました。授業はもちろん、夜寝る直前まで。毎日増えていく新しい単語、文法・・・頭が爆発しそうだったけど、とっても熱心なDuqueと、勤勉なクラスメイトに恵まれ、最高の環境で勉強することができました。
スペイン語の先生、Duque(デュケ)と。いつも陽気でかわいい先生です。

 語学の授業の後は、いろいろな講座があります。雰囲気としては、大学の講義みたいな感じでしょうか。最初は基礎知識的な、「異文化理解」「世界の宗教」から始まり、訓練中盤をすぎると「感染症」「海外の交通安全対策」などなど、だんだん任国を身近に感じるようなものに変わっていきます。講義形式だけでなく、「ボランティアスピリット意見交換会」では、他のボランティア候補生と意見交流をして、今まで誰にも話したことのなかったような話をしたり、「生活技法講座」では、それぞれの得意分野を教え合ったり・・・毎日が普通の社会人生活をしていてはできないような体
験ばかり!

 17時までの勉強(課業)が終わったら、消灯の23時までは基本的に自由時間。とはいっても、平日の門限は19時(土日は22時)、テレビもないので、やることは勉強しかありません!でも、体育館でスポーツしたり、けん玉を教えてもらったり、サルサを踊ったり・・・時々息抜きをしながら夜を過ごしていました。厳しいルールのある集団生活だったけど、それなりに楽しむことができるものです。

そして、6/11の最終試験に無事合格し、6/14に、正式に「青年海外協力隊員」となりました!

 この65日間で学んだことは、語学や知識だけではありませんでした。自分の弱点とも向き合うことになりました。自分が意外と人見知りで、新しい人間関係にストレスを感じるということ。自分の弱点を知っておくことも、新しい生活を始める上で大切なことだと思います。任国でも、私はきっと初めは人間関係作りに戸惑うかもしれないけど、自分のペースでゆっくり築いていこうと思います。

 そして、この厳しい訓練を乗り切れたのは、素晴らしい仲間たちのおかげ!自分より年下の新卒から、60代の大先輩まで、ユニークで個性的で、瞳がキラキラした人たちに出会えたこと、私の宝物になりました。 Muchas gracias, mis amigos!!

 さて、出発まであと8日。お世話になった人にお別れを言って、表敬訪問して、荷造りして・・・忙しい日々が続きます!!