2013年6月27日木曜日

エクアドル人はタフ

 サルサを習い始めてから、約5か月がたちました。ステップもたくさん覚えて、先生も同じレッスンのメンバーもいい人たちで、踊るのがとっても楽しいです。前々から、先生が、

 「みんなでサルサテカに行こうよ。」

 と誘ってくれていました。「サルサテカ」とは、サルサを踊るクラブです。普通のクラブは「ディスコテカ」ですが、サルサテカは、純粋にサルサを楽しむ人たちが集まるんだそうです。ディスコテカに踊りに行くことは、エクアドル人にとっては特別なことじゃなくって、日本でならカラオケに行くことくらい、一般的な娯楽なんです。

 なかなか具体的に日にちを決めるまでにはならなかったのですが、ついに、水曜日に決まりました。え?水曜日??週の真ん中だけど・・・ってことは、早めに始めるのかな。

 そして、前日火曜日。レッスンの後、時間を決める段階になって、

 「じゃあ、夜10時に集合ね。」

 え?夜10時??夜10時からスタートなの??ってことは、何時に終わるんだ?12時以降だよね?そしたら、寝れるのは何時?私、朝5時半に起きないと仕事間に合わないんだけど。っていうか、(学生もいるけど)みんなも社会人だよね?

 睡眠時間以外にも、そんなに夜遅く一人で出かけたことないし、帰りの深夜にタクシー1人で乗るのは避けたいし、木曜日は授業をすることになってるのに、寝不足じゃあ。。。。さんざん悩んだあげく、今回はパスすることにしました。

 家に帰ってから、このことについてパパと話をしました。

「水曜日の夜に、踊りに行って、次の日は仕事できるの?眠くないの?」

 すると、パパの回答。

「もちろん眠いよ。僕も、若いころは夜踊りに行って、ほとんど寝ずに、二日酔いで仕事に行ったことがあるよ。でも、踊ってると時間を忘れちゃうんだよね。」

 ええ!パパもそんな青春時代を過ごしたんですか!!つまり、これがエクアドル人にとっては、普通のことなんです。明日の仕事が心配・・・なんて考えてしまう私は、やっぱり日本人!

 今日、サルサのレッスンに行くと、

「カズノーーー!!どうして来なかったのよーーー!!」 ←注・もちろんメールで連絡はしました。

 何時まで踊っていたのかときくと、1時過ぎだったそうです。やっぱり。。。そして、今日はみんなちゃんと仕事に行ったのだそうです。すごいよ、タフだよ、エクアドル人!!

 郷に入れば郷に従え。私も、平日サルサテカに、次こそは挑戦してみようかな。

2013年6月25日火曜日

祝☆一周年

ちょうど1年前の今日、6月25日、エクアドルにやってきました!夜10時頃着だったから、このブログを書いているちょうど今、空港で入国審査とかしてたんだろうなぁ。

 この1年、長かったのか、短かったのか・・・。正直よくわかりません。ブログに書いたように、いろいろ腹が立つこともあり、ブログに書いていない、悲しい・悔しい出来事もあったけど、なんとか1年エクアドルで暮らすことができました。高校時代のアメリカ留学は、1年間といっても実際は11か月だったので、海外生活最長記録更新です。

 ちょうど1年間エクアドルで過ごしてみて、自分自身のことでいくつか気づいたことがあります。

 1.思ったよりも日本人

 私は自分のことを、海外で生活した経験もあるし、普通の日本人とは違う感覚を持っている、たいていのことは受け入れられる、と思っていました。でも、ここにきて、思ったよりも私は日本人なんだな、と感じます。時間を守らなきゃって思うし、真面目に働かないとって思うし、行列の順番はずるできないし。これらのことをされるとイラッとします。そして、ことあるごとに、「これが日本だったら・・・」と考えてしまう自分に、やはり私は日本人なんだなぁとつくづく感じた1年間でした。

 2.この仕事が好き

 ここエクアドルでは、教室と子ども達からちょっと離れた立場で働いてきました。時々、子ども達や学生たちに授業をさせてもらうと、授業って楽しい!って感じます。子どもや学生たちが考えている姿、ああ、なるほど!っていう表情を見ると、わくわくします。日本では、「授業研究」って大変であんまり好きじゃないと思っていたけど、教材を作るのも苦手だと思っていたけど、エクアドルの子ども達が、どうしたら算数をわかってくれるのか、学生たちが教えることって楽しいって思ってくれるのか・・・ああでもない、こうでもないって考えるのは、結構楽しいです。日本では忙しくって、じっくり考えたことがなかったけど、私は「先生」の仕事が好きみたいです。


 ついさっき、荷物を探すためにスーツケースをあさっていて、ふと出発時に友達や横川小学校の子ども達からもらったお手紙を読み返してみました。たくさんの人からの「頑張って!」というメッセージに、初心を思い出しました。この1年で、様々な事情で任期を全うできずに帰国してしまった、駒ヶ根訓練所同期の仲間たちが何人かいます。毎日いろいろなことがあるけれど、今心身共に元気でここにいられることを感謝しないといけないな。

 さあ、残り9か月です!焦らず、気負わず、心のままに。活動はもちろん、エクアドルでの生活を楽しもうと思います。

ある教育実習校にて、学生、同僚たちと。
日曜日、同僚ペペのご家族が、昼食に招待してくださいました。
とてもあったかい家族で、楽しいひとときでした。

2013年6月17日月曜日

3色に見える湖

 先週末は、キロトア湖に行ってきました。キロトア湖とは、火山の噴火でできたカルデラ湖で、キトからバスで1時間半の、ラタクンガという隣の県の首都からさらに2時間の、山の上にある湖です。

 キロトア湖は、ずーっと行きたいと思っていたのですが、先輩隊員から、
「行くなら、乾季がいいよ。晴れた日のほうが、湖がきれいに見えるから。」
と聞いていたので、雨季が明けるのを今か今かと待ちわび・・・ついに!行ってきました!

 ラタクンガからバスで2時間の道のりは、くねくね山道を登って行きます。パッチワークのような畑が続き、インディヘナの人たちが乗り降りし、渓谷を通り過ぎ・・・。やっと到着!標高3914メートル、富士山より高い場所です。展望台から見下ろした湖は・・・



 噂通り、3色!想像以上にキレイ!!

 このまま、上からのぞくだけでもキレイなのですが、せっかくなので、湖畔まで降りてみようということで、砂道を50分かけて歩きました。なかなか急な下り坂で、何度もしりもちをついたり、すべったり。下に到着するころには、ジーンズと靴が砂だらけでした。
乾燥した砂の道。

湖の水はこんな色。

この山のてっぺんが展望台。
ここから降りてきました。
問題は、帰りです。あんな急な下り坂を、今度は逆に上らなきゃいけません。でも、私は高地に弱く、すぐに息があがってしまいます。挑戦したい気持ちは山々なのですが、時間もあまりないので、今回は馬の助けを借りることにしました。8ドルで、馬が上まで連れて行ってくれます。

 1日に何往復もする馬もすごいけど、この馬を連れているインディヘナのおばちゃんもすごい!馬と同じペースで、すたすた登っていきます。

 
わたしを乗せてくれた馬。グラシアス!!
また1つ、エクアドルのおすすめ観光スポットを見つけました!

2013年6月12日水曜日

学生たちにイラッ!

 最近、また学生に授業をしています。エクアドルは、もうすぐ年度が終わります。授業は今月いっぱい。夏休みをはさんだ9月からは、学生たちは郊外の小学校へインターンに行ってしまうため、学校へは月に1度くらいしか来ません。なので、今まで授業を見たり教科書を見たりして、ここだけは教えたい!!というところに絞って、教材の紹介をしたり、教え方を伝えたりしています。

 第1週目は、面積の求め方の教材。前にもちらっと書きましたが、ここの教科書は、面積を求める公式のみ。どうしてその公式になるか、というプロセスまで教えられるようにと、ここ半年くらいちょくちょく作りためていた教材を、一気に学生たちに紹介しました。そして、来週までに同じものを作ってくるのが宿題です。もちろん、成績に含まれます。

面積はこうやって形を変えると求められるよ、という教材。
先輩隊員のアイディアを参考にして作りました。
学生たちも、なるほど!そうだったのか!という表情。うんうん、その目からウロコの気持ち、大事にしてね!とうれしくなったのですが・・・その後。教材の作り方を説明しているときです。あまりに大量にあるため、学生たちがホルヘ(同僚)に文句を言い始めました。

 「ホルヒート(ホルヘの愛称)~、こんなにたくさん1週間で作れないよー。」
 「この課題、グループでやっちゃだめ~??」
 「私たち、ほかの教科もたくさん課題があるのよ~。」

 まあね、気持ちはわかります。作ったのは私ですから、これがどんなに手間がかかって大変かは、身を持って知っているし、正直期限が1週間はきついだろう、って思うよ。でもね、

 「私がこの教材を作ったのは、あなたたちのため!エクアドルの子ども達のため!!エクアドルの算数教育の発展のため!!!私自身には、なんのメリットもないんだよ!!それなのに、そんなに文句言うんだったら、あなたたちには教えたくない!!」

 と、そこまでは言わなかったけど、私の説明をそっちのけに文句を言う学生がいたので、

 「もし、これ以上聞きたくないなら、私、帰ってもいい?」

 と真顔で言いました。まったく、私に対して失礼だとか思わないんだろうか。思わないんだろうなぁ。外見は私より大人っぽいけど、中身はまだまだ子どもなんだから。次回もまた文句を言い出したら、上に書いたこと全部言ってやる!!!

 グチばかり書いてしまいましたが、みんながみんな、こんな態度ではありません。真面目な学生もいます。教材を作ってわからないことがあると、オフィスまで来て質問しに来てくれたりします。たとえ成績の点数のためであったとしても、そういう学生がいると、救われる気分です。小学生を教えるのも大変だけど、大人を教えるのも大変です。

2013年6月9日日曜日

赤道直下でおもしろ実験

 今日は、同期隊員のちなみんのご両親が日本から遊びにいらしているので、赤道に案内してきました。

 赤道記念碑へは、前にブログにも書いた通り、去年の8月に、前のホストファミリーのパパとママと一緒に、行ってきました。でも、この赤道記念碑、数年前にGPSで測定したところ、ちょっとずれていることが判明。別に、本物の赤道があるのです。でも、パパとママに聞いても、「そんなの知らない。赤道はここよ。」と言われ、その当時はそれ以上言えなかったので、あきらめてしまいました。でも今日こそ、本物の赤道へ行ってきました!!

ここが本物の赤道!!

 本物の赤道は、赤道記念碑から歩いて200メートルのところにあります。博物館のようになっていて、エクアドルの先住民についての展示や、お土産やさんもありますが・・・やっぱり一番面白かったのは、赤道直下での実験です。

実験① 赤道で水を流したら、水の渦はどうなるか?


 お風呂の水を抜くとき、栓をぬくと、水が渦を巻きますよね?これが、南半球では、時計回り。


北半球では、反時計回り。


じゃあ、赤道直下では?なんと・・・


 ここでしか見られない現象を見てしまいました!!それにしても、赤道から、1メートルくらいずれただけで、この違いが起こるなんて、不思議!!

実験② 赤道直下では、生卵が立つ?!

というので、挑戦してみました!!
 

 が、立ちませんでした。やはり、もとが不器用だから?私たちのグループの男性は、2回も成功していました!悔しい・・・。

実験③ 赤道の上をまっすぐ歩けない?!

赤道の上では、目をつぶってまっすぐ歩けないらしいのですが・・・


 確かに、目をつぶって歩くと、まっすぐ歩いているつもりが北側にずれていました。でも私、普通でもまっすぐ歩けるか自信ないです。内まただから(笑)

6月に入って、キトは雨季が明けました。これから10月まで乾季です。雨が降ることはありません。日差しは強いけど、毎日アンデス山脈がくっきり見られます!空も近いです!!みなさま、ぜひキトへお越しください。はりきってガイドさせていただきます!!

2013年6月8日土曜日

高倉式コンポストのワークショップ

先週の休み時間のこと。6年生の子ども達が私のところへやって来て、

「今、僕たちの教室に、ユータっていう日本人が来てるんだよ。一緒にコンポストを作ってるんだよ。」

 ん?どこかで聞き覚えがある名前。そしてコンポスト(堆肥)。もしかして。。。バール(売店)にいるよというので行ってみると、そこにはキトの環境教育隊員さんが!今日と来週の2回、付属小学校で高倉式コンポストのワークショップをするそうなのです。すごい偶然!別の職種の活動を見る機会なんて、めったにありません。この日は特に仕事の予定がなかったので、ワークショップを見学させてもらうことにしました。

 1日目は、コンポストを作る!
培養液を作る材料を入れてます。
ちょっとなめさせてもらったけど、ワインも入っているので、大人の味?
シェイク、シェイク!!

生ごみと、もみがらと、培養液をかき混ぜているところ。
土いじりは、子ども達がいきいきする瞬間!
これは日本もエクアドルも一緒。

このまま、一週間寝かせます。
すると、発酵して、堆肥になります。
毎日かき混ぜてお世話をしないといけないんだって。

一週間後、第2回目。

今日は、コンポストを入れる段ボールづくり。

みんなでよってたかって、完成です。


1週間経ったコンポスト。
右側の男性が、環境教育隊員の保延さん。
箱に移し替えて、完成!
高倉式コンポストって、駒ヶ根訓練所でも、環境教育隊員のみなさんがワークショップをしていたのですが、私は実際に見るのは初めてだったので、興味深かったです。

 エクアドルの人たちは、大人も子どもも、ごみを道端にぽいっと捨てます。何の罪悪感もありません。エクアドルの小学校では、休み時間にお菓子を食べていいことになっているのですが、休み時間後は、校庭がごみだらけ。それを片付けるのは、大人の用務員さんたち。日本みたいに、掃除の時間もありません。これでは、子どもたちは「ごみを捨てても、いつか誰かが片付けてくれる。」と覚えてしまいます。

 このワークショップをきっかけに、エクアドルの子ども達が、環境問題に関心を持ってくれますように!そして、エクアドルがごみの落ちていない国になりますように!!
  

2013年6月2日日曜日

エクアドル最大のマラソン大会

 今日は、「ÚLTIMAS NOTICIAS (ウルティマス・ノティシアス)15K」という、15キロのマラソン大会に参加してきました!3月に5キロのマラソン大会に初参加、今日は、一気にその3倍の15キロに挑戦です!

 3月に大会に参加してから、仕事が終わった後、週末に公園をジョギングしていました。次は、10キロの大会に出てみたいな~と考えていたのですが、今日のこの大会がエクアドル最大規模だということ、来年の今頃はもうエクアドルにはいないということを考え、思い切って参加することに決めました!!

 今日の参加者は、約2万2千人だったそうです。朝7時半には交通規制がかかり、沿道の応援もたくさんいて、お祭りのようでした。いつもバスから見ている景色が、走りながらだとゆっくりと流れていきます。スール(南)、セントロ(中心部)、ノルテ(北)と、キトの街並みがどんどん変わっていく様子もおもしろかったです。今日だけは、「頑張れ、チニータ(中国人)」って言われても、笑顔で答えました。アップダウンもかなりあって、つらいときは、時々歩いたけど、ほぼ頑張って走ったので、完「走」と言っていいと思います!2時間以上かかると思っていたのに、1時間54分でゴールしました。うん、楽しかった!!

カメラは持って行かなかったので、ネットから。
公式Tシャツがオレンジなので、道はオレンジ一色!!
今後もマラソンを続けていきたいと思います。標高2800メートルで走っているので、毎日高地トレーニングです。そしてあわよくば。。。体重も減るといいなぁ~~。