2014年1月4日土曜日

あけましておめでとうございます。

 あけましておめでとうございます。2014年になりました。今まで、

「いつまでエクアドルにいるの?」
「2014年3月だよ。」
「へ~、まだまだだね。」

という会話を何度もしてきて、2014年なんてまだまだ先って思っていたけど、あっというまにやってきました。あと残り2ヶ月半。サボり気味だったブログもちゃんと更新して、充実した日々を送れるよう、前向きに努力していきたいと思います。

 そして、新年早々、悲しいニュースがありました。日本でも大々的に報道されたようなので、みなさんご存知でしょうが、年末グアヤキルにて、新婚旅行に来ていた日本人夫婦がタクシー強盗に襲われ、夫が死亡、妻が負傷というものです。

 「短時間誘拐(Secuestro Express)」というのは、私もエクアドルに来て知りました。タクシーに乗っていると、そこへ他人が無理やり乗り込んで来て、所持品を奪うというもの。その際、キャッシュカードを持っていたら、脅して暗証番号を聞き出し、ATMへ行きお金をおろし、その後道端に捨てられるというものだそう。タクシーといえば、日本では一番安全な乗り物なのですが、ここでは違います。タクシー運転手がグルの場合もあります。キトも治安が悪いですが、タクシーに関してはグアヤキルの方が危ないと言われています。

 今回の事件、犯人が8人グループだったとか、タクシー運転手もグルじゃないかとか言われています。真相はもうすぐ明らかになるとは思いますが、「強盗にあったら無抵抗」というのを、日本でも広めていかなきゃいけないなと思いました。強盗は、金品が欲しいのであって、命が欲しいわけではない。強盗犯に貴重品を渡してしまうのは悔しいけど、それで命が助かるなら渡しなさい、と私達は常に言われています。この方は奥さんを守ろうとしたんでしょうか・・・本当に悲しいことです。

 この日本人にほとんど知られていないエクアドルという国が、「強盗殺人に遭う国」として日本人の記憶に残ってしまうこと、それが何よりも残念に感じます。このブログでもエクアドルについて知ってもらいたいという思いで続けてきましたが、エクアドルは小さくても自然豊かで美しい国です。キト・グアヤキルの大都市は確かに危険だけど、それ以外の都市はとても穏やかだし、人々は旅行者にとても親切です。この事件1つで、たくさんのエクアドルの良さがすべて塗り替えられてしまうことが残念でなりません。
 
 エクアドルが、犯罪のない国になること、その努力をしていくことを祈ります。

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