2013年11月2日土曜日

死者の日はお墓で食事会

 今日11月2日は死者の日。去年の死者の日は、3連休だったので、旅行中でした。今年は、キトにいて、キトの死者の日を体験することにしました。パパが、
「カルデロンの墓地は、インディヘナ(先住民)の人たちがお墓参りに来て、みんなで持ってきた食べ物を食べるんだよ。」
という興味深い情報をくれました。お墓で食事会!?よし、死者の日はお墓に行こう!

 カルデロンは、キトの北部にある地域です。私の家からは、バスで20分くらい。ずーっと前に、前のホストファミリーの親戚を訪ねて1度行ったことがあるきり。自力で行くのは初めてです。ここでも、バスで
「カルデロンのお墓に行きたいんだけど、どこで降りればいい?」
とたずねると、
「着いたら教えてあげるよ。」
と、親切なおじさんに助けられ、無事に到着です。

 お墓の前は大賑わい。お墓に飾る花輪や花束がたくさん売られています。
紫と銀色の花輪。
供花を売る女の子。
セメンテリオ(墓地)の入り口
お墓の中に入ると・・・たくさんの人で大賑わい。みんな、家族のお墓の前に集まっています。一見、インディヘナの人が多いようには見えないけど、よく見ると・・・ほんとだ!みんなでご飯食べてる!!
お墓は大賑わい。

きれいに飾られたお墓。
お墓で家族団欒。食べているのは、じゃがいもだったり、豆だったり、トウモロコシだったり。普段の食べ物です。
コラーダ・モラーダを飲んでいる人も!
さらに、お墓の前を見ると、グアグア・デ・パンやコラーダ・モラーダがお供えされています。これ、メスチソ(インディヘナとスペイン人の混血)たちはしないそうです。でも、インディヘナの人たちは、死者がこれを食べに来ると信じているそう。仏壇に食べ物をお供えする、日本の考え方と似てますね。なんだか、親近感がわきます。
パンとコラーダ・モラーダがお供えされています。カードもかわいい。

こっちはみかんまで。
お墓を見学したあとは、カルデロンを観光。ここは、マサパンという、粘土の人形が有名な街。小さくってかわいい!自分用にグアグア・デ・パンとハチドリのピアスと、おみやげ用に、インディヘナの人形を買いました。

もうすぐクリスマス!ってことで、「ナシミエント」というキリスト誕生の飾りが多かった。
これは、アフリカ系ですね。
エクアドル各地のインディヘナの人形。地域によって衣装が違うんです。

エクアドルのダンスに登場するディアブロ(悪魔)。
そして、チュロというタニシのような貝も売ってました。チュッと吸うと、中身がでてきます。レモン汁ですっぱくっておいしい。

 そして、コラーダ・モラーダ飲み納め!

 こんなことでもなかったら、近いのに来ることがなかった、カルデロン。なかなか魅力的な街でした!

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