この1年、長かったのか、短かったのか・・・。正直よくわかりません。ブログに書いたように、いろいろ腹が立つこともあり、ブログに書いていない、悲しい・悔しい出来事もあったけど、なんとか1年エクアドルで暮らすことができました。高校時代のアメリカ留学は、1年間といっても実際は11か月だったので、海外生活最長記録更新です。
ちょうど1年間エクアドルで過ごしてみて、自分自身のことでいくつか気づいたことがあります。
1.思ったよりも日本人
私は自分のことを、海外で生活した経験もあるし、普通の日本人とは違う感覚を持っている、たいていのことは受け入れられる、と思っていました。でも、ここにきて、思ったよりも私は日本人なんだな、と感じます。時間を守らなきゃって思うし、真面目に働かないとって思うし、行列の順番はずるできないし。これらのことをされるとイラッとします。そして、ことあるごとに、「これが日本だったら・・・」と考えてしまう自分に、やはり私は日本人なんだなぁとつくづく感じた1年間でした。
2.この仕事が好き
ここエクアドルでは、教室と子ども達からちょっと離れた立場で働いてきました。時々、子ども達や学生たちに授業をさせてもらうと、授業って楽しい!って感じます。子どもや学生たちが考えている姿、ああ、なるほど!っていう表情を見ると、わくわくします。日本では、「授業研究」って大変であんまり好きじゃないと思っていたけど、教材を作るのも苦手だと思っていたけど、エクアドルの子ども達が、どうしたら算数をわかってくれるのか、学生たちが教えることって楽しいって思ってくれるのか・・・ああでもない、こうでもないって考えるのは、結構楽しいです。日本では忙しくって、じっくり考えたことがなかったけど、私は「先生」の仕事が好きみたいです。
ついさっき、荷物を探すためにスーツケースをあさっていて、ふと出発時に友達や横川小学校の子ども達からもらったお手紙を読み返してみました。たくさんの人からの「頑張って!」というメッセージに、初心を思い出しました。この1年で、様々な事情で任期を全うできずに帰国してしまった、駒ヶ根訓練所同期の仲間たちが何人かいます。毎日いろいろなことがあるけれど、今心身共に元気でここにいられることを感謝しないといけないな。
さあ、残り9か月です!焦らず、気負わず、心のままに。活動はもちろん、エクアドルでの生活を楽しもうと思います。
ある教育実習校にて、学生、同僚たちと。 |
日曜日、同僚ペペのご家族が、昼食に招待してくださいました。 とてもあったかい家族で、楽しいひとときでした。 |
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