2013年8月31日土曜日

憧れの夜のマラソン大会

 去年、「夜の旧市街を走るマラソン大会を見てきた」ことについて、記事を書きました。今年は、ほかの隊員さんたちと、参加してきました!!

 大会の名前は、「ルータ・デ・ラス・イグレシアス(教会の道のり)」。その名の通り、旧市街にある教会を巡るコースで、距離は10キロです。とっても大人気の大会で、上限8000名だというのに、申し込み開始6日で売り切れてしまいました!出遅れた私たちは、飛び入り参加することに。公式Tシャツを着てなくっても、ゼッケンがなくっても、参加できちゃうところが、この国のいいところ♪

 旧市街といえば、アップダウンが厳しい。だから、今回はタイムにはこだわらず、カメラを片手に、この雰囲気を楽しむという目的で参加しました。

 スタートしてすぐ、いきなりの急な上り坂。私がキトで一番好きな「バシリカ教会」が現れました。間近で見る夜のバシリカ、やっぱりキレイ・・・。
坂を上ると、そこはバシリカ教会。

 この後も、たくさんの教会の前を通り過ぎ、その度に立ち止まって写真を撮り、上り坂は歩き。。。とマイペースに走りました。

旧市街特有の、石畳の道。
気を抜くと、つまずきます。
この坂、苦しかった~!
サント・ドミンゴ広場。
バンド演奏、元気がもらえます。

夜のコンパーニャ教会。

左に見えるのが、大統領府。
応援もものすごい人でした。

 5キロを過ぎたあたりから、新市街に入り、平坦なコースになりました。よし、ここからは歩かないように、頑張って走ろう!!人気の大会だからか、沿道の応援もいっぱいで、ところどころバンドの生演奏もあり、お祭りです。気持ちよーく走れました。

無事ゴール!
去年、この大会を見に行ったときには、1年後参加するなんて、予想してなかったなぁ。いい思い出になりました!

 

2013年8月27日火曜日

ドキドキ中間報告会

 ちょうど1年前の今頃、先輩隊員方の中間報告会を聴講しました。エクアドルに到着してまだ約2か月、スペイン語での発表内容がさっぱりわからず、1年後は私もこんなにペラペラとスペイン語でプレゼンできるようになるものか・・・思ってから、あっという間の1年間。ついに、私の番がやってきました!
 
 この中間報告会は、活動を始めて約1年経ったJICAボランティア全員に義務付けられているもので、今回は私たち24年度1次隊と、24年度2次隊が発表します。全部で18名いるため、2日間に分けて行われました。

 私の発表は2日目。しかも、事務所から送られてきたプログラムを見ると・・・なんとトップバッター!!どひーー!!と最初はびっくりしたものの、早く終わったほうが、ほかの人の発表を聞くのに集中できるし!と開き直ることにしました。

 スペイン語を人前で話すこと、に関しては、研修会や研究授業で何度も経験があるし、しかも今回は約10分。全然平気♪と言い聞かせていましたが、いざ当日、たくさんのお客さんを前にすると、やっぱり少しは緊張しました。できるだけ前を見て、早口にならずに、はっきり話すことを心掛けました。

来てくれた同僚たち。

ドキドキ発表中。

校長先生のグラディスが、私の活動についてコメントしてくれました。ありがとう!
発表内容は、配属先とカルメンの作ったプロジェクトの紹介し、私がエクアドルの算数の授業を見て、何が不足してると感じたのか、そしてそのために先生たちに対する研修会や学生たちに対する授業で何を教えたのか、というものに絞って発表しました。始まってしまえばあっという間。私のプレゼンの後には、校長先生が私の活動についてのコメントを話してくださり、私の出番は終了。ふー、終わったー!!

 その後は、ほかの人たちの発表を聞きました。協力隊には、たくさんの職種があり、職種によっては、専門用語が多く、辞書でひいても追いつかないくらいです。普段は会うと、みなさん気さくで、くだらないことをしゃべることが多いのですが、こうしてみてみると、みなさんプロフェッショナルなんだなぁ、すごいなぁと、改めて尊敬しました。日本で教員として働いていたら、絶対に出会わないような人たちと出会うことができて、よかった。

 「中間」報告会というものの、私の任期はもう残り約7か月。焦らず、自分にできることをコツコツやっていこう、と気持ちを新たにすることができました。

 夜は、連絡所にて発表者、聴講者みんなで打ち上げ。みなさんお疲れ様でした~!
夜ご飯。メインはカレーライス。

2013年8月8日木曜日

夏休み旅行記⑦ ~長寿の街ビルカバンバ~

 ついに!やってきました、ビルカバンバ。この街は、長寿の街として有名で、最近は日本のテレビ番組でも紹介されたそうですね。ここに旅したことのある隊員からも、のんびりできていいよ~との話を聞いていました。ずーっと行ってみたくって、今回の国内旅一人旅の最終目的地です。

 ここに来たらやりたかったことが、乗馬です。馬に乗って、ビルカバンバの山の中を歩くツアーが評判でした。だから、到着してすぐに、翌日の乗馬ツアーを予約しました。4時間で、滝を見に行くツアーです。

 ところが当日朝。せっかく朝食バイキングなのに、ほとんど食べられない。。。フルーツをちょっと食べただけでした。そして、いまだ下痢です。前日からの体調不良、一晩たっぷり寝れば大丈夫だと思っていたのに・・・でも、せっかくツアー予約したし、4時間だけだし、乗馬なら馬が歩いてくれるから、大丈夫でしょ!と乗馬ツアーを決行することにしました。

 その日は偶然にも、ツアー参加者は私だけ。ガイドさんを独り占めです。ここで生まれ育ったというガイドさんは、人懐っこい笑顔が印象的な素敵な人でした。

 そしていざ、ツアースタート。馬に乗って、山の方へ向かいます。途中、ガイドさんが口笛を吹くと、馬がギャロップしだします!そうなると、一生懸命しがみつかなきゃいけません。あれ、思ったよりハードだぞ・・・。15分ほど進むと、山の入り口へ。ここからは、ちゃんとした道はありません。馬でないと登れないような、急で狭い道なき道。急な登りは、鞍をしっかりと握るんだよ、という注意を受けます。
川の中も、じゃぶじゃぶと進みます。
そして、いよいよ山を登ります!予想以上にハードです。しっかりつかまっていないと、馬から落ちてしまいそう。どんどん進んでいくと、家が見当たりません。
 「ここ、人は住んでるの?」
と、ガイドさんにきくと
 「この先にあるあの家に、男性が1人住んでいるよ。馬や牛の世話をしているんだ。でも、ガスも電気もここには来ていないけどね。」
 そんなところだから、馬からみる景色は絶景です!
私を1日乗せてくれた、トレボルという馬。グラシアース!

馬から見た山並み。
そして、馬に乗ること、約1時間。ゴールに到着です。ここで、馬を休憩させ、川で水を飲ませ、草を食べさせている間に、私達は滝へ。急な坂を下りて、滝へ向かいました。
馬はここで食事&水飲み休憩。

 この滝は、ビルカバンバの人たちにとっては、神聖な場所だそうで、私が体調が悪いから泳がないというと、ガイドさんは、服を脱いで滝を浴びに行きました。水浴びというより、お浄めに近い感じです。
小さいけど、きれいな滝でした。
ここで、ガイドさんといろいろな話をしました。私が、以前日本のテレビ番組でビルカバンバが長寿の街として紹介されたこと、長寿の秘密はクイだと紹介されていたことを話すと、
 
 「僕たちは、クイはほとんど食べないよ。」
 
とのこと!じゃあ、長寿の秘密は何?と尋ねると、

 「水だよ。ビルカバンバの水は、国立公園から来るんだ。ビルカバンバの水道水は、そのまま飲めるんだよ。」

 なるほど。確かに、ホテルにも水道水飲めますって書いてありました。「長寿の秘密はクイ」と紹介したのは、きっと、エクアドルではクイを食べるってことをアピールしたかっただけなんでしょう。さらに、この街では、100歳で生きるのは当たり前で、95歳でなくなったら、「まだ若いのに。」と言われるんだとか!!

 そして、滝から馬へ戻るとき、急な坂を上らなくてはいけません。ここで、私の体力は限界に。ガイドさんに手を引っ張ってもらいながら、ゆっくり上っていきました。帰りも、馬に必死でつかまりながら進んでいったのですが、

 「ごめん、ちょっと休憩していい?」
とガイドさんに声をかけ、馬を止めたところ、視界がぼやけ、めまいがしてきました。貧血です。でも、ここで気を失ったら落馬してしまう!!約5分くらい、そのまま回復するのをじーっと待ちます。なんとか視界はもとに戻ったけど、これ以上馬に乗るのは厳しい・・・。ガイドさんが、

 「電話して、車で迎えに来てもらおうか?」
というので、お願いすることにしました。でも、まだ車が通る道まではしばらくあります。10分くらい、なんとか気力を振り絞り、馬にしがみついて、なんとか耐えます。

 ホテルに着くと、すぐに吐き気が。午後から、マッサージをしてもらう予定だったのですが、翌日に延ばしてもらい、休憩することにしました。翌日も、マッサージ以外は、ベッドやハンモックでのんびり過ごしました。体調を崩してしまったのは残念ですが、空気がきれいなビルカバンバだったのは、不幸中の幸い、かな。すごくのんびりできるところだったので、体調がいい時にもう一度行きたい!

2013年8月7日水曜日

夏休み旅行記⑥ ~南部のロハまでやってきた!~

 今日は、ロハ観光。ロハは、エクアドル南部にある街で、キトからバスで約14時間かかります。だから、週末だけで行くのはなかなか難しく、この夏休みをずーっと待っていました。ロハは、旧市街もあり、きれいな街だと聞いています。

 ところが、朝目が覚めたら、なんだかお腹の調子が・・・?トイレに行くと、水のような下痢。あれ?どうして?昨日の夜ご飯は、中華料理。お腹を壊すようなものだとは思わないけど・・・。この日は、ロハ隊員のしげちゃんと、お昼ごはんを一緒に食べようと、1時に待ち合わせをしていました。それまで、ベッドでのんびりすることにしました。誰にも気を使わず、ごろごろできるのも、一人旅だからこそ。

 10時半過ぎ、一向に回復の兆しはないけど、歩けないってわけではなさそう。せっかく来たんだし、約束の時間まで、セントロをぶらっとしよう!

 前日の夜、しげちゃんに教えてもらった道をしばらく歩くと、セントロに着きました。キトほどの規模はではないけど、旧市街の街並みです。地図を見ると、見どころの教会は、この近くにもあるみたいなので、少し歩いてみることにしました。
街並みがきれい。
大勢の人でにぎわっていました。

カテドラル。

サント・ドミンゴ教会

スプレーで絵を描くお兄さんたち。

サン・フランシスコ
ですが、やはり長時間は無理っぽい。今日の午後は、また移動なので、ここで無理したら大変、ということで、コーヒーを飲んで一休み。ここロハは、コーヒーの産地として有名な街。ロハのコーヒー飲まなきゃ!といっても、私はコーヒーだけでは飲めないので、カフェ・コン・レチェ(牛乳入りコーヒー)で。

 午後1時、しげちゃんと合流。ロンリー・プラネットにも載っていた、おしゃれなお店でお昼ごはんを食べました。しげちゃん、2日間遊んでくれてありがとう!!
テラスで、外の景色を見ながら食べられるレストラン。

満席だったので、テラス側の席はゲットできず・・・。

 ご飯後、ちょっと回復したような気がしてきたので、もうちょっと歩いてみることにしました。ロハの街が見渡せる「プエルタ・デ・ラ・シウダッド」へ。高いところ、大好き!
街の北側にどんとそびえる、プエルタ・デ・ラ・シウダッド。
塔の上から、ロハの街が見渡せます。
プエルタ・デ・ラ・シウダッドからの景色。

 ロハ、静かできれいな街でした。お腹の調子が悪くって、名物が食べられなかったのが悔やまれる・・・。

2013年8月6日火曜日

夏休み旅行記⑤ ~セビチェがおいしい街マチャラ~

 プエルト・ロペスで同期隊員3人と別れ、1人旅を続けます。次の目的地は、エル・オロ県の首都マチャラ。プエルト・ロペスから、グアヤキルを経由して、到着したのは午後6時過ぎ。

 翌朝、行動開始。明るくなってから街を歩いてみると、とってもきれいな街です。道がきちんと舗装されていて、バス専用レーンもある!特ににぎやかっていう雰囲気ではないけれど、なんとなく落ち着く街です。セントロの公園もきれい。
きれいに舗装された道路。右側がバス専用レーン。
緑がいっぱいの公園

カテドラル(聖堂)もちょっと近代的。

 公園でぼーっとしたいところではあるけれど、そんなに余裕はありません。今日の午後には、次の目的地へ移動しなければ。20分ほどバスに乗って、セビッチェのお店が並ぶプエルト・ボリバルへ。

 エクアドルを何度も旅して感じることは、この国は言葉さえ通じればガイドブックも地図も必要ないということです。道にいる人に質問すれば、とっても丁寧に教えてくれます。バスに乗ったら必ず、世話好きなおばちゃんが、「ここよ!ここで降りるのよ!」と大声で叫んでくれます。この日も、ロンリープラネットで調べた「プエルト・ボリバル」という地名だけを頼りに、バスに乗り、バスで出会ったおじちゃんに「プエルト・ボリバルってどこで降りるの?」ときくと、「自分もそこで降りるんだ」と言って、一緒に降りて、セビッチェ屋さんまで教えてくれました。ほんと、エクアドル人は優しいです。

 おじちゃんに教えられた方向に歩いていると、セビチェ屋さんが10数軒並ぶ通りが!どこの入ろう、迷うなぁ・・・。
全部セビッチェ屋さん。
ボリュームたっぷりのセビチェ。
左は、パタコン。これこそ、典型的なコスタのご飯。幸せ☆

 セビッチェ(海鮮のすっぱいスープ)は、エビ、魚、イカ、貝など数種類から選べるのですが、欲張りな私は、いつも全部入った「ミックス」を選んでしまいます。そして、コスタといえば、このパタコン、緑バナナの天ぷら。コスタの海鮮最高!午後からシエラ(山岳地域)に移動するので、ここで食べおさめです。

 もうちょっとのんびりしたいところではありますが、午後1時にはバスに乗って移動する予定なので、急いでセントロに戻り、バスに乗車。今度の目的地は、ロハです。ロンリープラネットには、約5時間と書いてあったのに、着いたのは夜7時過ぎ。 ロハ隊員の2人と、中華料理を食べました。

 このハードスケジュールが、翌日体に異変がおとずれます。。。。
 

2013年8月4日日曜日

夏休み旅行記④ ~クジラとアオアシカツオドリに会いたい!~

 マンタの次に向かったのは、プエルト・ロペスです。ここでは、同期3人と合流。この街に来るのは、これで3回目。今回の目的は・・・クジラを見ること!

 エクアドルは、太平洋に面していて、クジラの通り道なんだそうです。6月~9月がホエール・ウォッチングのシーズンで、その時には国内はもちろん、国外からも観光客がやってきます。去年のこの時期は、エクアドルに着いてまだ2か月で、都市間移動禁止でした。だから、今年が最初で最後のチャンス。

 そしてもう1つ、プエルト・ロペスといえば、「イスラ・デ・ラ・プラタ」。この島は、プエルト・ロペスの港から約1時間くらいにある島で、ガラパゴス諸島で見られる、アオアシカツオドリ、グンカンドリが見られるのです。隊員の間では、安くお手軽に行けるので、「貧乏ガラパゴス」と呼ばれています。今回は、このイスラ・デ・ラ・プラタと、クジラを見るツアーに参加しました。

 コスタ(海岸地域)は、いつも蒸し暑い、というイメージだったのですが、プエルト・ロペス、曇ってる!寒い!ビーチに行っても、泳ぐ気分にはなりません。コスタは、この時期が一番涼しく過ごしやすいのです。
あいにくの曇り空。
泳ぐ気にはなれなかったけど、泳いでる人も!

 9時半、ボートが出発。イスラ・デ・ラ・プラタに向かう途中で、クジラがいるスポットを通るのだそうです。わくわく・・・。出発して約20分。ガイドさんが、ある方向を指さします。まさか・・・

 いたー!クジラです!!初めて野生のクジラー!!本当にジャンプしてる!
クジラのジャンプ。大迫力です。
あんまりびっくりして、大声で叫んでしまったところ、ガイドさんから「シーッ!」と言われてしまいました・・・。

 その後、ボートはクジラにそーっと近づき、みんなでそーっとクジラを見つめます。ジャンプをした後、ひれをパタパタさせて「バイバ~イ!」って言ってるみたい。思っていたより大きくって、そしてかわいい。
ひれで「バイバ~イ!」
クジラを見たあとは、イスラ・デ・ラ・プラタへ。4,8キロのコースを散策します。すると、エクアドルに来たときから、ずーっと会いたかった、アオアシカツオドリと、こんな近くで遭遇!!
道をふさぐ、アオアシカツオドリのカップル。
人間を見ても逃げないどころか、道をふさいでいます。このとぼけた顔、青い足!本物だ~!!
別のカップル。立つとアオアシがわかります。
こんなツーショットも撮れちゃいます!
もっと進むと、グンカンドリ。今は、グンカンドリの発情期。オスは、胸を赤く膨らませて、メスにアピールするのです。風船みたいにパンパンです。

グンカンドリがいっぱい!胸が白いのはメス、赤いのがオス。
こう膨らむと、約15日間、空を飛べないそうです。
島の後は、ウミガメスポットへ。ガイドさんが、パイナップルを海に投げ入れると・・・ウミガメが集まってきた!


 1年越しの念願だったクジラが見えて、憧れのアオアシカツオドリにも会えて、大満足のツアーでした!

2013年8月2日金曜日

夏休み旅行記③ ~念願のパナマ帽を購入~

 バイーア・デ・カラケスの次は、バスで約2時間半のマンタへ。ここでは、マンタ隊員のおかちゃんにお世話になりました。おいしいイタリア料理のお店や、セビッチェのお店に連れて行ってもらったのですが・・・なぜか写真がない!食べるのに夢中で、撮り忘れてしまったみたいです(笑)マンタは、思った以上におしゃれな街でした。
朝ごはんは、こんな市場の屋台で食べました。

屋台のお姉さん。おじさん達に人気者の様子。

エンセボジャードという、玉ねぎとタラのスープ。
左は、チフレという、甘くないバナナチップス。

 翌日は、マンタからバスで30分くらいのところにある、モンテクリスティという街に行きました。ここは、パナマハットが有名な街。「パナマ・ハット」というのだから、みなさん、パナマで作られているとお思いでしょうが、実はエクアドルが産地。パナマで売られている帽子も、裏を見てみると「メイド・イン・エクアドル」と書いてあるんです!!パハ・トキージャという植物から、人の手で編まれています。せっかくだから、パナマ帽を買おう!
モンテクリスティのカテドラル(大聖堂)
モンテクリスティの街並み。パナマ帽工房とお土産屋さんが並びます。

 モンテクリスティに着いて、さて、どのお店に行こうかと周りを見渡していると、同じバスに乗っていたお兄さんが、

 「パナマ帽買いに来たの?ぼくは、パナマ帽工房で働いているから、見においでよ!」

 と声をかけてきました。まあ、着いて行ってみるか・・・とお兄さんに着いて行きました。私の顔を見るなり、店員さんたちがいろいろな帽子を見せてきます。

 パナマ帽と一口に言っても、値段はピンからキリまで。網目の細かさによって、かけた時間によって、様々なランクがあります。

 「ほら、この帽子の網目、細かいだろう。」
 「この帽子、とっても質がいいんだよ。」

 ためしに、「いくら?」と聞いてみると、

 「100ドル」「80ドル」「300ドル」

 いやいや、そんなに高いの買えないよ~!じゃあ、予算はいくら?ときかれたので、

 「30~40ドルくらいかな。」

 と答えると、明らかにがっかりした様子。ごめんね、日本人だけど、そんなにお金持ちじゃないの。

 さらに、私の頭のサイズが大きいので、なかなか値段に合った帽子が見つかりません。サイズが合った帽子には、シールで57ドル、と書いてあります。が、おじさんが、

 「よし、これを40ドルでいいよ!」

 もっと見て回るつもりでしたが、おじさんがいい人そうだったので、ここで買うことにしました。やったー、念願のパナマ帽を手に入れました!

私が買った、オーソドックスなパナマ帽。

買ったお店で写真を撮り忘れたので、ほかの工房。

2013年8月1日木曜日

夏休み旅行記② ~リベンジ!イスラ・デ・コラソン~

 運動会の翌日は、イスラ・デ・コラソンへ行きました。ここは、以前クリスマスにバイーアに行ったときに、行こうとしたのですが、時間が遅くって上陸できなかった島です。今度こそ、再挑戦!

 この島は、マングローブでできている島なのですが、満潮時刻に行くと、ボートでマングローブ林の中に入れるとのことなのです。前日に、街のツアー会社に行き、明日の満潮時刻を尋ねてみると、パソコンで何やら検索してくれ、

 「今日は、朝9時だったけど、明日は午後3時ね。だから、午後2時頃、島の近くに行くとちょうどいいわよ。」

 とのこと。なので、じゅんちゃんのおうちでママ自慢のセビッチェをごちそうになり、その後イスラ・デ・コラソンへのボート発着場へ向かいました。

 ガイドのお兄さんに、
 「イスラ・デ・コラソンに行きたいんだけど。満潮時刻に間に合う?」
と、たずねたところ、
 「今日の満潮時刻は、午前10時。もう終わったよ。」
ええ??だって、昨日午後3時って・・・
 「満潮時刻っていうのは、毎日約1時間ごと変わるんだよ。昨日が朝9時だったから、今日は朝10時、明日は11時。」

 ということは・・・ツアー会社での情報が、「今日は朝9時」という部分は合っていたのですが、「明日は午後3時」というのは間違っていたみたいです。パソコンで調べてくれたのに?月を間違えたのでしょうか??テンションがた落ちです。。。

 が!気を取り直して。せっかく来たんだし、島の途中まで通路があり、そこまでは案内してもらえるとのことなので、そのツアーに参加することにしました。

 前回も、ボートで周りを一周したことはあるからなぁ・・・と思っていたら、なんだか胸が赤い鳥が!

 「あれは、グンカンドリだよ。今は、繁殖期で、オスは胸を赤く膨らませて、メスにアピールするんだよ。」

 グンカンドリ!ガラパゴスでしか見えないと思っていた、あの有名な鳥が、こんな近くで見られるなんて!しかも、胸が赤いのは、この時期だけだそう。ラッキー!!
黒い鳥が、グンカンドリ。

胸を赤くふくらましているのが、オス。
こうなると、しばらくの間飛べないので、メスが魚を持ってきてくれるそう。

 その後は、島の中に上陸し、カニを見せてもらいました。

マングローブの中を歩くための通路。
自然に配慮されてます。
カニ発見!

漁をする親子。エビがよくとれるそうです。

前回より、スペイン語の説明がよくわかる気がします。2度来てよかった!