2012年9月17日月曜日

異文化?それとも〇〇コン!?

 前々から、気になっていたことなのですが・・・。
 
 初めてキセントロ(ショッピングモール)で買い物をしていたときのこと。下着屋さんに入ってみると、女性下着に交じって、男性の下着も売っていることに気づきました。男性は、ここに下着を買いに入るの、恥ずかしくないのかなぁと思っていたのですが・・・・

 しばらくして、ママと買い物に行ったときのこと。ママが、「ここに入ってもいい?」と、その下着屋さんに入りました。何を買うのかと思ったら・・・「パト(息子)の下着を買いたいの!」と、男性下着を数枚買ったのです!!ちなみに、パトリシオは30歳。私と1つ違いの男性が、ママにパンツを買ってもらってるの??

 この事実を、同期隊員に話したところ、「私の友達もそうなのかな?」と、友達に電話して聞いてみました。「あなたのパンツ、誰が買ってるの?」すると、「もちろん、ママだよ。」との答えが!!ちなみに、この男性は32歳です。

 これ以外にも、ママが息子を溺愛してるのは、たびたび目撃します。ママは、外を歩くとき、自然に息子と腕を組んだり、手をつないだりします。息子が休日、疲れてベッドにいると、ジュースやご飯を部屋まで持っていってあげます。もともと、ママはスキンシップが好きな人で、兄弟とも腕を組んで歩いたりするのですが・・・

 家族を大事にする。親子の絆が強い。と言ってしまえば、それが異文化であり、日本のものさしで見て一方的に判断してはいけないということは重々承知なんだけど・・・・30過ぎの独身男が、ママにパンツを買ってもらっているという事実は、私にとっては衝撃です。でも、そういうママがいるから、女性下着屋さんに、男性下着もおいているのでしょう・・・。

 ちなみに、この記事を書く前に、念の為母にスカイプで「弟(28)のパンツ買ってあげてないよね?」と確認しました。答えは、「まさか!」よかった・・・。


 いつか、エクアドルで好きな人ができたら・・・「パンツは、自分で買ってね!」ってお願いしようと思います。

 さすがに、下着屋さんの写真は撮っていないので、以下の写真は本文とは関係なく、私がキト旧市街で一番のお気に入りの建物、バシリコ教会です。2ドルで中に入れ、時計台のさらに上まで登れます。怖かったけど、そこからの眺めは最高!

横からみたら、こんな感じ。

縦からみたら、こんな感じ。

時計台からの眺め。正面に見えるのが、パネシージョの丘。

強風でした!

2つ時計台。

中のステンドグラスも素敵!

2012年9月12日水曜日

31回目のクンプレアニョス(誕生日)

 31回目の誕生日を、エクアドルで無事に迎えました。大人になって、しかも三十路を過ぎて、誕生日で大騒ぎするなんて・・・と思っていたけど、いろんな人におめでとう!って言ってもらうのは、やっぱりうれしいですね。

 今朝は、朝起きてダイニングに行くと、何やらママがパソコンを操作しています。珍しいなぁ・・・と思いながら「ブエノス・ディアス!(おはよう)」というと、「フェリス・クンプレアニョス!(誕生日おめでとう)」といつもより長めのハグをしてくれました。そして、パソコンから流れてきたのは、「フェリス・クンプレアニョス(ハッピーバースデー・トゥー・ユー」の曲。朝いちばんに、誕生日の気分に浸れました。ママからは、小さなポーチをプレゼントしてもらいました。

 予定では、今日までが小学校見学。でも、ママが、「カルメン(同僚)が今日は学校に来てって言ってたから、休み時間が終わったら戻ってらっしゃい!」と言います。もしかして・・・とちょっと期待しながら、まずは小学校へ。

 小学校では、休み時間にはいつもの通り、たくさんの子どもから質問攻め。毎日違う子どもが、「名前は?」「どこから来たの?」と質問するんだけど、今日も「何歳?」って聞かれたので、「昨日までは30歳だったけど、今日は31歳。誕生日なの!」って答えたら、「フェリス・クンプレアニョス!」ってハグをしてくれました。 

 その後、1週間ぶりに活動先の教員養成校へ!久しぶりに会う同僚の先生方も、「フェリス・クンプレアニョス!」とハグをしてくれました。いくつになったの?と聞かれ、「31歳!」と正直に答えたら、「あら!18歳くらいかと思ってたわ。」だって!うふふ。アジア人は、若く見られてお得です。

 お昼になると、「今日は、お祝いにみんなでご飯食べに行こう!エクアドル料理と日本料理、どっちがいい??」ときかれ、そりゃあこんなときじゃないとなかなか行けない「日本料理!」と答え、みんなでお寿司を食べに行くことになりました。

 「NOE」というお店は、エクアドルの寿司チェーン店みたいで、キト市内にも何店舗かあります。前から気になってはいたんだけど、入るのは初めて。わくわくしながら、メニューを見てみると・・・もはや寿司ではありません。やたらとこった創作料理です(笑)しかも高い!!2ドルで日替わり定食が食べれてしまうこの国で、寿司は1人前約10ドル!!うわー、いいのかなぁ・・・と思いつつ、「アトランティック・ロール」というものを注文したら、「スープはいいの?」スープだって、9ドルもするけど・・・お言葉に甘えて注文。

 出てきたものは、想像していたのり巻きではなかったけれど、久しぶりにお箸で、醤油をつけて寿司を食べることができて、幸せでした。最後は、誕生日サービスとして、わたしだけデザート付き。おなかいっぱい♪
NOEという寿司レストランです。高めなのに、お客さんはいっぱいで人気のようです。

カウンターもあります。ちょっとおしゃれな雰囲気です。

スープ。魚介類がたっぷりで、クリーミーな味でした。
日本では食べたことのない味だけど。

私が注文した、「アトランティック・ロール」
海苔は内側です。

イサベラとサンドラが注文した、寿司。
名前は忘れたけど、日本っぽい名前だった気が。

同僚のみなさま。
みんな、娘のようにかわいがってくれます。

私だけ、特別デザート。ティラミスみたい。
みなさんから、カードをいただきました。
ただよく見ると・・・Kasunoになってます・・・。

 その後、上京している同期隊員のちなみんに会いに、JICA事務所へ。そこで、ちなみんが調整員のお2人に、「今日はかずのさんの誕生日なんですよ!」と言ってくれて、じゃあ、みんなでご飯食べに行こう!!とイタリア料理のお店に連れて行ってもらいました。ごちそうさまでしたー!!

 さらにその後、夜8時40分から、横川小学校5年1組とスカイプ。子ども達みんなが、「お誕生日おめでとう!」と言ってくれました。日本はすでに13日だったのに、覚えていてくれてありがとう!!その後、母ともスカイプ。facebookには、日本語・英語・スペイン語でお祝いメッセージが届いていました。メールも届きました。みなさん、本当にありがとうございます!!

 誰にも気づかれずに誕生日が終わったらどうしよう・・・と内心不安でしたが、世界中からおめでとうメッセージが届いて、本当にうれしかったです。これからも、笑顔と感謝を忘れずに生きていきたいと思います!!

2012年9月11日火曜日

見えてきた現状と課題

 イサベラ・カトリカ小学校の見学も、今日で4日が過ぎました。明日で最後の予定です。ここ2日は、テストだけでなく、授業の様子も見せてもらいました。今まで、先輩隊員のみなさんや同期隊員のじゅんちゃんから、エクアドルの小学校の現状について聞いてはいましたが、実際に目にして、課題が見えてきました。

①できない子はそのまま
 前に書いた、スペイン語の授業。進むペースが速くて、ついていけない子どもがいたけど、それはそのまま・・・。見かねて私が声をかけたけど、あのままだったら放置だったと思います。

②見えない黒板
 エクアドルの黒板は、日本と違ってホワイトボードにマーカーで字を書きます。これが、インクがかすれると後ろからは全然見えません。また、先生の字も小さいので、読めない。先生、時々うしろから自分の板書を見てみてください!!

③授業が中断
 授業を見ていると、よく先生がふいっといなくなってしまうことがあるんです。先生がいなくなったら・・・そこは無法地帯。立ち歩く子、友達にちょっかいを出す子、おかしを食べだす子、大声を出す子・・・。学生がちょっと何か言ったくらいでは、効果なし。「自習」というものは存在しません。

④教科書は?
 授業を見ていて、ふと「あれ?教科書は使わないのかな?」と思い、子どもたちに「教科書はどこにあるの?」ときくと、後ろの棚を指さし「あそこにしまってあるよ。必要なときだけ出すの。」だそうです。エクアドルの教科書は、日本のように個人持ちではありません。同じ教科書を、3年くらい使うそうです。だから、持ち帰らせずに教室で保管するのは当然です。でも、せっかくあるんだから授業中は使おうよ~!!

⑤ごみが散乱
 前回書いたように、この小学校では、休み時間にお菓子を食べます。休み時間後の校庭は、見るも無残なごみだらけ。子どもたちが走って教室に戻るので、ごみ箱がひっくり返っていることもあります。それを見て驚いていると、通りかかったある先生が、こんな話をしてくれました。

「これ、ひどいだろ。僕は25年間、子ども達にずーっと『ごみはごみ箱に捨てなさい』って言ってるのに、全然変わらないんだ。これは、もうエクアドルの文化だね。僕の友達は、日本人と結婚したんだけど、その日本人は、外でごみが出ると、ちゃんとしまって、家で捨てるんだよ。日本人はすごいね。」

 facebookで同期隊員の記事を見ていると、このごみ問題はエクアドルだけでなく、途上国全般に言えることみたいです。だからこそ青年海外協力隊には「環境教育」という職種があるんでしょう。人々の意識を変えるというのは、大変そうです。

 このほかにも、気づいたことはたくさんありますが(特に算数の授業について)、このへんでやめておきます。悪口みたいに書いてしまいましたが、決してそうではありません。先生も、子ども達も、とっても優しくていい人たちなんです!!子ども達は、目が合うとにっこり笑いかけてくれるし、休み時間には私に貴重なお菓子を分けてくれます。私を見つけると、「セニョリータ・カズノ!!」とハグをしてくれます。教えてあげてできるようになると、うれしそうにノートを見せにきてくれます。先生方も、突然「算数の授業を見せて」と言ったら快く教室内に迎え入れてくれるし、何人かの先生は、「算数のプロジェクトで来てるんでしょ?私も、新しい算数の教え方を知りたいわ!」と言ってくれました。決して怠け者ではありません。ただ、知らないだけです。だからこそ、私の力で彼らに何かできたら・・・そう思います。私の、たった6年間の教員としての経験、知識を伝えることで、何をどこまで変えることができるでしょうか??残りあと1年6か月!!

4年生の算数の授業の様子。
一の位、十の位、百の位の数字はどれ?という問題です。


 
以下の写真は、本文とは関係ない、私のこの学校一番のお気に入りスポット、バル(売店)の写真です。日本とはまったく違う休み時間の風景です。
子ども達でごった返すバル(売店)。

売店のおばさん、あと1人います。いつも笑顔で癒されます。
奥に見える鍋で、私の大好物、サルチパパを揚げています。

スナック類も充実してます。

休み時間は、子どもたちの日本についての質問に答えていると終わってしまいます。
この日は、サルチパパが品切れで、チキンの煮ものとご飯。これもおいしい!!
「日本の小学校には、売店はないよ。休み時間は、おかしはなし。もし持って来たら、私が取り上げるよ!」というと、売店のおばちゃんも子ども達も、目を丸くしてびっくりしてました(笑)

2012年9月7日金曜日

小学校で有名人気分

 昨日と今日と、教員養成校の学生に交じって、イサベラ・カトリカ小学校を見学させてもらいました。エクアドルの小学校に1日いて、学校の様子をちょっと垣間見ることができました。

 まず、7時に学校が始まります。ここ2日間は、全校児童が集まって、集会をしていました。なんか、体操らしきものをしていたので、体育朝会みたいなものかな?教員養成校の学生と一緒に、「日本からのお客様です」と私も紹介され、私だけマイクを持たされてしまいました。ええ?!いきなりスペイン語で自己紹介?何の心構えもしてないのに??でも、マイクを受け取ってしまったからには、間違ってもいいからなんかしゃべらなきゃ・・・

「こんにちは。かずのです。日本から来ました。みなさんが一生懸命勉強しているのを見せてもらいます。」といったつもり。みんな拍手してくれたけど、ほんとに伝わっていたのかは謎。
全校朝会の様子。ピンクの白衣は先生方です。

赤いポンチョは校長先生。

 昨日は、最初は4年生、途中から7年生、最後は廊下で会った子どもとおしゃべりをしました。4年生のテストの様子を見た後、ほかの教室も行ってみる?と誘われ、7年生の教室にもお邪魔しました。7年生のクラスの先生は、なんと以前、エクアドル日本人学校でスペイン語を教えていたそうなのです!日本と日本人が大好きだというその先生は、「子ども達としゃべりたい?」と、交流する時間をくださいました。「何か質問はある?」というと、たくさんの子どもたちが手を挙げてくれました。「今、日本は何時?」「カンフーはできる?」「あなたの名前を日本語で書いて」「日本はどこにあるの?」・・・などなど、目をキラキラさせて、地球の裏側の国に興味津々!7年生らしく、質問もきちんとしていて、さすがです。
細長い教室の4年生。狭いけど、建物が古いのでしかたないのだとか。

たくさん質問をしてくれた7年生の子ども達と。日本から持ってきたユニクロのカーディガンの色が、ここの制服と同じ!!

 そして、10時になると休み時間。日本と全く様子が違います。なんと、みんなお弁当やお菓子を食べ始めたのです!そして、さらに!学校に売店があるので、おかしやパンや、私の大好きな「サルチパパ(フライドポテトとウィンナー)」まで売っています。そこに、子どもたちが行列を作っているのです。校庭はとーっても小さいので、走り回って遊ぶことはできません。ボールもなし。子ども達が好きな場所に座って、お菓子を食べながらおしゃべりする、というのがエクアドルの休み時間のようです。
中庭の様子。友達と集まって、食べながらおしゃべり。

校庭の様子。

奥にあるのが売店。小銭を握りしめた子ども達で大混雑です。

休み時間のあとは、一列に並んで教室に入ります。

 休み時間中は、校庭に出ると、あっという間に子ども達に囲まれてしまいます。「あなたの名前は?」「日本語で○○って何ていうの?」「私の名前は日本語で何ていうの?(これが意外と多いんです。日本でも同じだよって説明してあげます)」と質問攻めです。教室では、「私の名前を日本語で書いて」とノートと鉛筆を持って、集まってきます。サイン攻めにあう有名人の気分です。目が合うだけで、うれしそうに笑ってくれて、芸能人って、こんな気分なのかな??
テストに取り組む6年生の子ども達。分数が苦手なのは、日本の子ども達と一緒。

 今日は、前半は6年生のテストの様子を見せてもらい、後半は3年生の教室へ行ってみました。後半は、国語の授業。最初は、後ろから見ていたのですが・・・先生が言った言葉をノートに書いているとき、、先生のペースについていけない子が何人かいて、遊び始めているのです!!学生が見回っているけれど、とても手が回っていない様子。見学させてもらうつもりてきたのに、その子たちに声をかけ、できている子のノートを見せてもらい・・・個別指導です。まさか、まだスペイン語が十分に話せない日本人が、エクアドル人にスペイン語を教えるなんて!!自分のやっていることに笑えてくるけど、ついつい「できない子を放っておけない」先生としての性分が出てしまいました。できた子どもは、うれしそうにノートを見せてくれました。ちょっとは役に立ったかな??

 そのうち、先生の目が届かない後ろのほうでは、友達のえんぴつを隠してみたり、ごみを投げてみたり、席を立ち歩いたり・・・どこの国にもやんちゃな男の子はいます。言葉ではうまく言えないので、目線で!久しぶりに眉間にしわが寄ってしまいました・・・。改めて、先生って大変だ!!

2012年9月5日水曜日

盛大な始業式

 さっき、横川小学校5年2組の子ども達と、スカイプでおしゃべりしました。協力隊に合格したときから、「せっかく現職教員として行くんだから、日本の教え子たちにも、リアルタイムで何か還元したい!」とずっと考えていて、春休み中に学校の電子黒板にスカイプをダウンロードしてもらい、夏休み中に2度ほど練習し、今日大成功!子ども達の質問に答えたんだけど、反応がすぐにみられるので、とっても楽しかったです。またおしゃべりしましょう!!!金子先生、濱端先生、ありがとうございました!

 さて、今日は、キトの小学校の始業式でした。月曜日は高校、火曜日は中学校、そして水曜日は小学校と、1日ずつずらして学校が始まるのです。キトは9月から新年度なので、今日は始業式と入学式です。

 朝、セントロ・ヒストリコにある「イサベラ・カトリコ小学校」に行って、始業式を見せてもらいました。日本と大きく違うのは、始業式と入学式が一緒で、さらに保護者が来られること。なので、校庭は子ども達とその親たちでごったがえしておりました。

 流れは、日本とだいたい同じで、

1.整列。(前にならえは、足踏みをしながら前の人の方をつかんでいました)
2.国歌斉唱
3.校長先生のお話
4.校歌斉唱
5.担任発表
6.音楽に合わせて教室へ行進

 校長先生の話が、長かった・・・。20分くらい??子ども達、よく我慢してられるなぁと感心してしまいました。もちろん、落ち着かない様子の子どもが多かったんだけど、それでもえらいよ!

 担任発表が盛り上がるのも、日本と同じ。あの瞬間は、先生も緊張してるんです。「ブーイングだったらどうしよう・・・」って、私は毎年不安でした。懐かしいなぁ。

 その後、子ども達は教室に入って、担任の先生のお話を聞き、保護者は残って校長先生のお話を聞きます。驚いたのは、遅刻者が多いこと!!式が終わるころに、10人くらいが親に連れられて学校に到着!校長先生も、注意事項の中で「時間通りに来させてください」と言っていました。やれやれ。

 職場に戻ったら、同じ敷地内にある小学校の始業式は終わっていました。しかし!1時過ぎると、入れ替わりにたくさんの子どもたちが!!これから約2か月、近くにある「クエンカ小学校」の子どもたちが、この敷地で勉強をするんだそうです。エクアドルの小学校は、普通7時から1時までなので、その後1時から6時までは、違う小学校が来ても問題ないわけだけど・・・なんかややこしいなぁ。ということで、本日2度目の始業&入学式を見ることができました。写真は、2度目の式の様子です。
青いセーターに白いスカート&ズボンがクエンカ小学校の制服。赤いのは幼稚園生のようです。
周りをぐるっと保護者が囲んでいます。

 明日は、今朝行ったイサベラ・カトリカ小学校に行きます。2日目からは試験があるのですが、それを見せてもらいに行くのです。ママが行って来なさいと言うので行くのですが、なんで試験を見るんだろう・・・教員養成学校の学生たちも行くので、見る価値があるものなんでしょう!!よくわからないけど、楽しみです。

2012年9月4日火曜日

小さな友達

 最近仲良くなった、新しい友達を紹介します。レスリー、6歳です。明日から2年生です。エクアドルは、日本の年長さんにあたる、5歳が1年生なので、彼女は日本でいうと明日から1年生。
初めて会った日。まだちょっと緊張気味?
レスリーは、同僚ウィルソンの娘さん。夏休みで、家に誰もいなくなってしまうと、ウィルソンは職場にレスリーを連れてくるのです。初めて会った日は、午前中みんな会議で私だけ置いてけぼり。ふと外を見ると、小さな女の子がお絵かきノートを片手にうろうろしていたので、ちょっと話しかけてみたら、とっても懐かれてしまいました。レスリーのお絵かきのお題を出したり、一緒に砂のケーキを作ったりして遊びました。


 それから数日後、「オラ(こんにちは)!カズノ!!」と言って、オフィスにレスリーが元気よく入ってきました。「カズノ」の発音が一番上手なのは、レスリーかも。

 同僚の先生方と算数について話したり、それ以外の時間は算数についての本を読んでいたりするときもレスリーは、私の横にぴったりくっついて、「何してるの?」とかまってほしそう・・・。さすがに、1日ずっとレスリーと遊ぶわけにはいかないので、「今は本を読んでいるの。」と答えると、ふらっと外へ行ってしまったり・・・意外と空気も読める子です。

 昨日と今日は、いつかまたレスリーが遊びに来たら・・・と思って用意しておいた、折り紙で遊びました。ダイソーで買った1冊100円の折り紙の本、大活躍です。折り紙なんて初めてのレスリーは、なかなかうまく折れないけど、しばらく一緒に遊んでから放っておくと、自分で本を見ながら作っていました!センスあるかも??

レスリー作。左がブタ。右は花。

ダイソーで買ったおりがみの本。今後も大活躍しそうです。

 周りには、友達とも娘とも言われたレスリー。明日から、小学校が始まるので、当分会えなくなってしまいそう。ちょっとさびしいなぁ。

2012年9月2日日曜日

キト観光バスツアー

 今週末、私はお留守番です。なぜなら、ママの親戚が亡くなったので、おうちに行かなきゃいけなくなったのですが、そのおうちというのが、カルチ県といって、コロンビア国境にあり、JICAの決まりでJICAボランティアは行ってはいけないことになっている地域なのです。なので、この2日間は、1人でお留守番。久しぶりに、一人暮らし気分を味わっています。

 昨日は、家族がバタバタしていたので、なんとなく一日家にいたのですが、日曜日はどうしようと考えて・・・この機会に今まで行ってみたかった、キトの観光バスツアーに行ってみることにしました!

 facebookと、エクアドル隊員が作ったウェブサイトを見て、乗り場がカロリーナ公園にあること、出発時刻、値段を調べて、いざ出発!!今日は、トローレに乗ってみることにしました。初めて1人で乗るからドキドキしたけど、無事に目的地に到着。

今日乗った2階建て観光バス。1時間に1本出ています。もちろん、2階が人気。

 この2階建てバスツアーは、約3時間。「地球の歩き方」に載っているような名所はほぼ網羅しています。12ドルとちょっと高めだけど、途中下車も出来ます。15分前から並んでいたので、無事2階に席を確保!!!ただし、日差しがめちゃくちゃ強い!!日焼け止め&帽子は必須です。
カロリーナ公園。中心部はスポーツを楽しむ人たちで大賑わい。

2階は、子ども連れに大人気。

 多くの人でにぎわうカロリーナ公園を過ぎて、セントロ・ヒストリコに入ると、この大きなバスが狭い一方通行の道路をゆっくり進みます。日曜日は、セントロは一部歩行者天国になるのです。サンフランシスコ広場も、高いところから写真を撮ると、全景が入ります。ずっと遠くから見ていたバシリコ教会、間近で見るとますますすてきです。

遠くからでも存在感抜群のバシリコ教会。

間近で見ると、こんな感じ。

以前、パパと行ったサンフランシスコ広場。多くの人でにぎわっています。
セントロから見たパネシージョの丘。

 そして・・・ずっと行ってみたかったパネシージョの丘に到着。セントロに来ると、どこからでもこの聖母像が見えますが、この周りの治安は相当悪いらしく、「歩いて行っちゃダメ」とJICAからも注意されている場所です。でも、今日はバスだから大丈夫♪ツアーバスは、ここで30分の自由時間。お腹がすいていたので、ホットドックを食べながら、のんびり歩き回ってみました。タコを飛ばす家族連れがいっぱいの、のどかなところでした。ここから見下ろすキト旧市街の街並みは最高!!
キト市南部。

キト市北部。

たこがひっかかった電線。誰が取るんだろう・・・?

間近から見た聖母像。
キトで一番の高級ホテルらしい。一泊500ドルだとか?

セントロの一部は歩行者天国。大賑わい。

 こうして、充実した3時間のツアーが終わりました。楽しかった!また行きたい!キトに来たら、一緒に行きましょう♪

 その後・・・トローレバス停からカロリーナ公園に向かう途中のショッピングモールに見つけたマックでご飯。エクアドル初マックです。クエンカにはないけど、キトにはちょくちょくあります。でも・・・エクアドルに来て今まで、有名ファーストフードではケンタッキーフライドチキン、バーガーキング、そして今日のマックと食べたけれど、どれにも言えるのは、日本の方がおいしい!!今日食べたクオーターパウンダーも、日本のほうがジューシー。ケンタに至っては、チキンが揚げすぎでパサパサ・・・。一方、以前友達が食べていた、エクアドルのファーストフード店のハンバーガーは、おいしそうだった!!・・・次から、ハンバーガーが食べたいときは、地元のお店にします。

メニューは日本とだいたい同じ。
私が注文したクオーターパウンダーセット。