2013年1月14日月曜日

同期の任地を訪ねて その参 ~念願のクイ!~

 先週末は、また同期隊員の任地にお邪魔しました。今回の目的地は、ちなみんの任地ティサレオ!今まで訪れたリオバンバ、グアランダは県の首都、バイーアはリゾート地でした。今回は・・・
郊外(田舎)です。

 いつも曇っていて寒いところだと聞いていたのですが、土曜日は朝から快晴です!ちなみんのお友達ウィルモのカミオネタ(トラック)の荷台に載せてもらい、いろいろなところへ連れて行ってもらいました。

 まずは、ティサレオ観光の定番、牧場です。ちなみんのおうちからカミオネタで20分くらい、途中から舗装された道ではなくなり、がたごとゆられながら着いたのは、だだっぴろい牧場!ここでは牛を触ったり(近づくと逃げられたけど)、ロバに乗ったり。キトにはない光景です!!いいなぁ、のどかだなぁ。
見渡す限りの草原!
おとなしい牛でした。

文句も言わず背中に乗せてくれたおとなしいロバ。

 その後、山をずんずん登って行きます。そして、見下ろすとティサレオとアンバトが一望できる絶景が現れました。ティサレオの標高が3300メートルだから・・・4000メートルくらいまで行ったかな。ところどころ、つながれた馬や羊が。ほんと落ち着く風景です。
ティサレオが一望できます。雲が下に見える!

 午後は、グアランダから来たあっことリオバンバから来たかつも合流して、4人で観光。次は標高5000メートルくらいの山(名前忘れた)の近くまで行きます。途中道が悪くなると、荷台ががたがた揺れるのですが、カミオネタにはめったに乗ることができないので、お尻が痛いけど気にしない!

 山の近くには川が流れていて、ほんとうに大自然!こういう風景を見ると、アンデス山脈にいるんだなーって実感します。帰りは、火山活動中のトゥングラウア山も見れました。
憧れのカミオネタの荷台!風がきついけど、お尻が痛いけど、360度見渡せるのがカミオネタの醍醐味です。
近づくと逃げてしまう馬の親子。

羊もいます。

そーっと近づいて触ってみた。

後ろの山は、雲に隠れてしまっているけど、標高5000メートルの雪山だそうです。

こんなに高地でも、高山植物が生えているのは、赤道直下だから。

現在オレンジ警報発令中のトゥングラウア山。
煙が見えなくて残念。

通りすがりのおじさんの馬に乗せてもらった!やったね!!

 びっくりしたのは、運転手をしてくれたウィルモの顔の広さ!ティサレオは小さい街だから、みんな知り合いらしいとは聞いていたけど、すれ違う人みんなと声をかけあったり、クラクションを鳴らしたり。3人くらいのいとことも会いました。知らないおばあちゃんが歩いていたら、荷台に乗せてあげます。キトにはない、人の温かさを感じました。

 そして夜は、ウィルモのおうちで念願のクイ(モルモット)をごちそうになりました!ちなみんが、「カズノさんはクイを食べたことがないんだよ。」と話してくれたのです。クイは、シエラ(山岳地域)の人々のごちそうです。ずーっと食べてみたいと思っていたのですが、クエンカで同期隊員みんなで食べに行く日に、おなかを壊して不参加になって以来、なかなかチャンスがありませんでした。

 ティサレオの人たちは、クイを飼っている人が多いのだそうです。お友達の家も、子どもクイから食べごろのクイまで、たくさんいました。これからいただくのは、昼までは元気に動き回っていたクイです。
クイのおうち。
ビフォア。
かわいい?それとも、おいしそう??

「今焼いているから見においで。」
と呼ばれたので、カメラを持って駆け付けると、そこには真っ黒になったクイが!!ちなみんは、「おえーってならない?」
ときくけど、私はかえってテンションあがってしまいます。
アフター。
無残な姿に・・・。

まな板に置いて、

さばきます!

 初クイの感想は・・・うん、おいしい!確かにちょっとクセのある味だけど、全然いける!!皮もパリパリしていておいしい!!クイは苦手なちなみんの分までいただきました~!
ジャガイモと一緒に。

皮がちょっと固いけど、パリパリしておいしい!
お肉もいける!

 日曜日は、アンバトへ。買い物上手なちなみんのいきつけのメルカド(市場)へ行って、カーディガンを買いました。お昼は、アンバト名物のジャピンガチョ。
ジャピンガチョ(パン粉をつけないコロッケみたいな)の盛り合わせ。

アンバト名物らしく、お店が連なっています。

ずらりと服屋さんが並びます。価格は要交渉。
マネキンもラテン体型で超ナイスバディー!

 都会ではできない体験ができた、貴重な旅になりました。ちなみん、3日間ありがとう! 

2013年1月11日金曜日

日本から絵手紙が届きました!!

 現職教員として協力隊に参加するにあたって、わたしの経験を日本の子ども達に還元したいってずっと考えていて、やりたいことが2つありました。

 1つは、スカイプで子ども達と話すこと。これは、9月に実現されました。短い時間だったけど、子ども達の元気そうな顔が見られて、うれしかったな。

 もう1つは、エクアドルの子ども達と日本の子ども達をつなげること。スカイプだと、時差があって、子ども達同士を交流させることができないので、その方法をずっと考えているうちに、facebookでの同期隊員の取り組みにヒントをもらいました。言葉は通じないけど、絵なら!!絵手紙を交換しよう!!

 110周年記念行事で先生も子ども達もとっても忙しいことは百も承知の上で、無理を言って図工の先生や担任の先生方に協力していただき、子ども達に絵手紙を描いてもらいました。テーマは「食べ物」。

 その子ども達からの絵手紙が、先日手元に届きました。1年生から6年生までの子どもたちが、心をこめて描いてくれた日本の食べ物の絵。力作ぞろいでした。1枚1枚、スペイン語に訳しながら、子ども達の顔がうかんできました。
さすがの力作ぞろいだった、6年生の作品。
全学年から集まりました。本当にありがとう!

 金曜日、それを持って、付属小学校の校長先生のところへ、お願いに行きました。
「日本の子ども達が、こんな絵手紙を送ってくれたんです。ぜひ、ここの子ども達に見せて、お返事を描いてもらいたいんですが・・・。」
とお願いすると、
「いいわね。じゃあ、休み時間が終わったら来て。」
と、さっそくOKがもらえました!!

 そして、まずは先日研究授業に協力してもらった、6年生(日本の5年生)の教室へ行きました。
「日本の子ども達から、こんな手紙が届いたよー。」
「あなたたちも、エクアドルの食べ物を紹介する手紙を描いてくれる?」

先生が、「エクアドルの食べ物って、どんなものがある?」
と問いかけると、みんな次々と手を挙げます。

 110周年記念誌を見せて、こんな学校の、こんな子どもたちが描いてくれたんだよって言ったら、興味津々にのぞきこんでいました。記念誌の最後のページの航空写真は、特に衝撃だったみたいです。
「建物がたくさんあるー!」
「この高いの、何ていうの?」←東京スカイツリーのこと
「この子の名前、何ていうの?」
とたくさん質問されました。
記念誌を見て、「これ、なんて書いてあるの?」

航空写真のページは特に人気でした。

時間をかけて、丁寧に描いてくれました。

完成した子から、絵手紙を見にきます。
日本食といえば寿司しか知らない子ども達、興味津々です。

完成した絵を手に、「ウィスキー!」
(エクアドルでは、写真の掛け声はウィスキーと言います)

 エクアドルの子ども達にとって、日本は「のび太と悟空の国」。遠い遠い国だけど、ちょっとは身近に感じてもらえたかな?

 横川小学校の子ども達、先生方、本当にご協力ありがとうございました!3月上旬くらいには届けられると思いますので、楽しみにお待ちください!

2013年1月10日木曜日

緊張した研修会3日目

 研修会3日目。今日のメインは、私の研究授業。今まで、日本で研究授業をしたときは、「教えてください」という姿勢でしたが、今日は「こうやってやるといいよ」と提案する立場です。責任重大です!!

 付属小学校6年生(日本の5年生)の子ども達と授業をするのは、今日で2回目。前回は、あまりうまくいきませんでした。だから、計画にあまり内容を盛り込まないように、シンプルな授業にすることにしました。

 一番の不安要素は、前にも書いた通り、先生が面積の公式を訂正してくれたかということ。これを確認しないと安心できないので、導入の部分で、ちょっとしつこく確認しました。すると、子ども達は正しく答えてくれます。先生、訂正してくれたのね、グラシアス!!!

 内容は台形の面積の求め方。1日目に、黒板の使い方で扱った、平方四辺形の面積の求め方→三角形の面積の求め方→に続く第3弾です。公式を覚えるだけじゃなくって、その意味を自分たちで考えさせたかったのですが、なんせ今までそんなこと教わってなかった子どもたちです。いったいどこまでいけるか・・・。

一生けん命に考えてくれました。
次々に「カズノ!」と呼ぶ声が。
始まってみると、案の定難しそうです。15分あれば答えが出てくるかな~と思っていたけど、15分たったところで、誰一人としていません。頑張って考えてくれてはいるんだけど、やっぱり初めての試みだから難しい!結局10分くらい長く時間を取ったところ、数人が面積を求めることができました。この数人の考え方を共有させよう!それしかない!!

 「自分の考えを発表する」ことにも慣れていない子ども達です。さらに、今日は40人くらいの大人に囲まれて緊張しています。声は小さいし、字も小さい。でもなんとか、3人の子どもに発表してもらいました。1人の子どもが考えた求め方は、私も予想外。本当によく頑張って考えてくれました!!
緊張しながらも、勇気をだして発表してくれました。
式もちゃんと書けてる!

 なんとか授業を終わらせ、先生方が誉めてくれました。カルメンも、「よかったよ」と言ってくれました。でも、私としては反省点はあります。子どもの説明がわからない!という声が上がった時、私が説明してしまいました。別の子どもに説明させればよかった。それに、最後のまとめも、私が強引にもっていってしまいました。時間がおしていた焦りと不安のせいです。「先生はしゃべりすぎないで、できるだけ子どもたちの言葉で」っていうのを伝えたかったのに・・・。

 でも、一度やりきったことで、なんとかできそうだという1つ自信にはなりました。またこういう機会があるはずなので、ちゃんと反省点を忘れないように、次へ生かそうと思います。

 後半は、カルメンとホルヘの担当なので、私はひたすらカメラマン。予定より早く12時半頃、3日間の研修会が終わりました。先生達と記念撮影をしたりして、和やかな雰囲気で終えることができました。
参加してくれた先生達と記念撮影。

とっても明るく陽気な先生達です。

 先生たちは、大満足な様子で帰っていきましたが、ちゃんと問題意識を持ってくれたかなぁ?まずは、自分たちの現状に危機感を持ってもらわないと、変わりようがないと思うんだけど・・・。まだまだ、これからが勝負です!!

2013年1月8日火曜日

唖然とした研修会2日目

 研修会2日目は、楽しかった昨日とはうって変わって、唖然とした日でした。
 今日の内容は、前半は、昨日私が説明した黒板の使い方を受けて、自分たちで授業を考え、黒板の使い方を考えるというもの。学校ごとに、5、6人のグループになって、1時間半ほどで考え、教材も作り、発表します。

 以前、学生たちに対しても、同じ内容の授業をしました。でも、その後の学生の発表は、うーん、やっぱり難しいんだなという感想でした。当然といえば当然。1度きいて、すぐにできるわけがありません。

 でも、今回の対象は現役の先生達。もうちょっとレベルの高いものになるだろうと楽観的に考えていました。
 
 先生たちが考えているときに、各テーブルを回って、どんなことをするつもりなのかのぞいたり、相談を受けたらアドバイスをしたり・・・あっという間に1時間半が過ぎ、発表の時間になりました。
各学校ごとに相談する先生達。

 発表の時間は、全部で1時間半、でも予定より遅れたので1時間10分程度でした。カルメンがあらかじめ、

 「時間がないので、模擬授業形式ではなくて、プレゼン形式にして下さい。」
 
 って説明したのに、始まってみるとみんなノリノリで模擬授業を始めます。聴いてる側もノリノリで手を挙げます。盛り上がっているのはいいけど、これをやると1グループ20分はかかるんだよ~!(-_-)チラッとカルメンを見ると渋い顔。案の定時間切れで2グループが発表できませんでした。。。

  さらにその内容!以前見た学生の発表と大差ありません!現役の、私よりずっと年上の、ベテランと言っていい先生達なのに!!
分数を教える黒板。
左下はとり肉です。エクアドルでは、こうやって丸々売られています。
でも・・・とり肉をどうやって等分するの??

棒グラフを教える黒板。
棒に合わせて目盛をつけたらだめでしょ。

この数字の教材、学生も大好きなんですが・・・
何の効果があるんだ??

 そこで何を子ども達に理解させなきゃいけないのか、わかっていないので、ちんぷんかんぷんな授業になってしまうのです。開いた口がふさがりません。。。つまり先生達は、学生のころから変わっていないということになります。これが現状です。
 
 お昼ごはんを挟んで、私の出番。今日は、教材の紹介です。一番紹介したかったのは、分数を教える教材。これは、授業観察をしていて、分数の教え方があまりにひどいので、同期隊員が作った教材をヒントに作りました。初お披露目です。

 でも・・・お昼ごはん直後だったことを差し引いても、反応はイマイチでした。原因は、私のプレゼンの仕方だと思います。どんな効果があるのか、ちゃんと順序立てて説明しないといけなかったな。だから、先生達も「それがどうした?」みたいな反応になってしまったんだと思います。プレゼン方法の工夫が、次回への課題です。

 その後2番目に紹介した、日本の教科書の付録にある角度をみせる教材は、拍手が起こるほど好評でした。ちょっと挽回できて、よかった。

 エクアドルの教員のレベルを再確認した1日でした。やっぱり、課題は山積みです!!

2013年1月7日月曜日

活気あふれる研修会1日目

 今日から3日間、配属先の教員養成校にて、市内小学校の先生方を対象にした研修会が始まりました。10月から企画していて、12月に延期になり、今日ようやく開催にたどりつきました。私の活動の、最初の山場でしょうか。

 研修会といっても、私がずーっと仕切るのではなく、メインは同僚のカルメンとホルヘです。今日の私の担当は、授業を観察を通しての提言と、黒板の使い方についてです。

 授業観察については、もう学生に対する授業でも、同僚に対しても話したことなので、特に緊張せずに話すことができました。こんな小娘が、えらそうにいろいろ言って、どう思われるのか・・・と内心ちょっとびくびくしてましたが、熱心にメモをとっている先生方がいっぱいいてよかったです。

 そして、後半は黒板の使い方について。前回の記事にも書いたように、面積の求め方がよく理解できていない(先生も)という印象を持っているので、黒板の使い方を伝えるために、平行四辺形と三角形の面積の求め方を例にしてみました。

 学生や同僚に対して行ったのと同様に、「それぞれ一人で考えてみよう!」と投げかけると、みなさんぽかーんとした表情。あれ?何をするか伝わっていない??おそらく、自分たちが今までやってきた授業~まず公式や解き方を子どもたちに説明して、それから練習問題を解く~とあまりに違うので、戸惑った様子です。カルメンに、補足説明をしてもらい、ようやくわかってもらえたみたいです。

たくさんの先生方が参加してくれました。
熱心にメモをとってくれている先生もたくさんいました。
先生達を個別指導中。
カズノ、この考えどう?って声をかけてくれます。

 そして、発表。ここからがエクアドルらしいところ。人の話をだまって聞いていられません。言いたいことは、我慢せずにすぐに口に出します。こういう人達が集まるとどうなるのかというと・・・。

 私が指名した1人が自分の考え方を発表します。ところが、途中で、つまづいてしまいました。
「あれ?ここからどうするんだっけ?」

 すると、違う人が、
「違う、そうじゃないよ、こうするんだよ!」
と、勝手に前に出てきて、説明を横取りします。

 さらに、2人目の式が違うと、また一人登場。
「いや、ここはこうだ。」
と自信満々に説明をします。

 授業者のはずの私は、横でぽかーーーん。この状態をどう収拾すればいいの??この3人のやり取りが、コントみたいで、苦笑いするしかありません。

 前に出ている3人以外が黙って聞いているかといえば、決してそんなことはありません。3人目の答えの単位がcmになっていると、すかさず
「平方センチメートルだよ!」
と声が飛んできます。

 そんなこんなで、大いに盛り上がった研修会1日目でした。ああ、面白かった。恥ずかしがり屋の日本人だけでの研修会では、決して見られない光景です。今まで何度か、エクアドルの先生たちの質について嘆いてきたけど、こういうところは好きです。

 帰り際、何人かが「今日は勉強になったよ。ありがとう!」と私に言って帰っていきました。こういうの、やっぱりうれしいです。でも、冷静になって思うのは、いったいこの中で何人の先生が、教室で実践してくれるのかなぁ。さらに、すぐに成果がでなくっても、あきらめずに継続してくれるのかな?40人近い参加者がいたけど、全員はまずない。せめて、各学校の1人ずつでもいてくれるといいな。

 

  

2013年1月5日土曜日

ちょっと不安。

 今日は、土曜出勤です。これは、学校だけではなくって、公共機関みんなそうらしい。同期隊員で病院や役所で活動している人も、出勤だったそうです。

 実は昨日、カルメンから、

「明日は、学生に評価についての講義をするから、カズノは来なくっても大丈夫だと思うよ。」

 とありがたい言葉をいただいていたのですが、月曜日から研修会をするというのに、まだ打ち合わせが十分ではなかったし、水曜日に模擬授業をさせてもらう6年生の算数の授業も見せてもらいたかったので、出勤することにしました。でも案の定ほとんど時間がとれず、十分な打ち合わせすることはできなかったのですが。

 今日は、付属小学校も授業です。8時から算数の授業を見学させてもらうことになっていました。水曜日に、模擬授業として、6年生の子ども達に台形の面積の求め方の授業をします。でも、エクアドルでは、面積を教えるときには、公式を教えるだけです。でも、私がやりたいのは、「どうしてそういう公式になるのか。」指導案をカルメンに見せたところ、「じゃあ、事前にタングラム(図形のパズル)をやってもらおう。」と、6年生の担任の先生にお願いして、タングラムでいろいろな図形を作る活動を授業でやってもらい、それを見せてもらうことにしました。

 担任の先生は、とっても協力的で、図形を作った後に、それぞれの図形の面積を求める公式を確認してくれました。ところが・・・

 正方形・・・たて×横

 あれ?掲示物には、1辺×1辺って書いてあるけど・・・まあいっか。

 長方形・・・たて×横

 うん。その通り!あれ、でも・・・よく見ると子どもが書いた答えの単位がcmになってる!小さい2が抜けてる!でも、先生は何も言わず・・・。(そしてこれは、どの図形にも共通してました。)

 平行四辺形の面積・・・底辺×高さ

 あれ?高さが辺の長さになってる!そこは高さじゃないよ!!でも、先生は何も言わず…。

 三角形の面積・・・底辺×高さ
 
 あれ?÷2が抜けてる!でも、先生は何も言わず・・・。

だんだんイライラうずうずしてきました。先生は笑顔で、

「ほかに子ども達に確認したいことある?」

 あります!ありますとも!!でも、先生の前でこれらのことを指摘するのは、先生のプライドと子ども達からの信頼を傷つけることになるので、絶対にできない・・・。しかたがないので、

「ないよ。ありがとう!」

と言って、教室を去りました。どうしよう、こんな状態の子ども達に、台形の面積の求め方を考えさせることなんてできないよ・・・。

 オフィスに戻って、カルメンが、
「どうだった?」
ときくので、正直に、

「かなり不安になってきた。子ども達、面積の求め方をちゃんと理解してない。そしておそらく、担任の先生も間違って理解してる。私の授業、ちゃんとできるかなぁ?」

 カルメンに間違いを指摘しながら話しました。すると、カルメンが、

「これはいけない!先生と話しに行こう!」

 と、休み時間を使って、先生に話しに行きました。カルメンが、ソフトに伝えてくれたので、(「子ども達、こういう風に理解してる?」という風に)、先生が気分を害した様子はなかったけれど、自分が間違えて教えたとは言いませんでした。これで先生が、月曜日か火曜日に間違いを訂正してくれればいいのですが・・・。

 カルメンといろいろ話しながら、これがエクアドルの算数教育の現状だと、改めて感じました。月曜日からの研修会、対象は5、6(日本の4、5)年生の先生達にしました。これは、私の意見で、学生達の様子を見ていて、大人になっても分数と面積を理解してないことがわかったからです。でも、今回授業を見て、先生でさえも理解していないことがわかりました。私の直感は間違ってなかった!!

 月曜日からの研修会、緊張するけど頑張ろう!
 

2013年1月3日木曜日

フェリース・アニョ!

 遅ればせながら、みなさま、あけましておめでとうございます!今年も地球の裏側にいる私をよろしくお願いします!
 
 こちらエクアドルでも、日本より14時間遅れで新年を迎えました。年末は、同期の仲間とそのお友だちがキトに来てくれたので、にぎやかな年越しになりました。

 エクアドルの年末は、女装、人形、そして花火。先日、職場での忘年会でも、同僚が女装していたことをお伝えしましたが、これは年末の風物詩のようです。31日は、友達をセントロ・ヒストリコ(旧市街)に案内したのですが、町中に女装した男性が、バックを持って道をうろうろ。道行く人や、車・タクシーを止めて、バックに小銭を入れろといいます。後日同僚に、このお金、何に使うの?てきいたところ、ムニェコ(人形)を焼くガソリン代だとか。
セントロ・ヒストリコにいる女装した人。
ここでうろうろして、小銭をねだります。
毎年やってたらクセになりそう(笑)

 もう1つはムニェコ(人形)です。これは、先日の記事でお伝えした通り、去りゆく年の象徴として、古着で人形を作り、それを焼きます。年越しの瞬間、私は友達が滞在しているホテルにいたのですが、外に出てみるとあちこちで人形を焼いていました。この習慣は、エクアドル独自のものだと言っていたけど、ほんとかな?
通りでムニェコが売られています。

どこかで見たようなキャラクターも。数時間後に焼かれます。

 そして花火。これはすごかった。大晦日夜11時くらいから、あちこちで打ち上げ花火が上がり、ものすごい大騒ぎ。12時になった瞬間から、さらに増えてドーンドーン。音はすごいし、道は人形焼いてるし、戦争が始まったのか?っていうくらいの大騒ぎでした。

 その後、ホテルで宴会。友達が泊まったホテルが、とってもフレンドリーなマスターで、私を含めて7人の日本人グループと、宿泊客のアルゼンチン人とコロンビア人のおじさんたちと、2時くらいまでビールを飲みながらおしゃべりしたり、踊ったり。泊まる予定じゃなかったんだけど、遅くなりそうだったので、
「空いてる部屋ある?」
とたずねたら、マスターが、
「部屋は空いてないから、友達の部屋で寝てもいいよ、タダで。」
と言ってくれました。さらに、「ここは君の家だから、いつでもおいで。」って!なんて親切な!!これからお客さんが来たら、毎回必ずこのホテルを予約します!!!

 そんなこんなで、楽しい年越しでした。2日からは通常通りの仕事。会う人会う人「フェリース・アニョ!」とハグをしました。ところが・・・新年の気分が崩れるショッキングなニュースが。なんと、5日(土)と12日(土)が出勤なんだとか!12月24日と31日をお休みにした分、振り替えで働くことを、大統領が決めたんだそうです。学校、役所その他、公共機関はすべて仕事。4連休はうれしかったけど、土曜出勤は・・・。