2013年1月10日木曜日

緊張した研修会3日目

 研修会3日目。今日のメインは、私の研究授業。今まで、日本で研究授業をしたときは、「教えてください」という姿勢でしたが、今日は「こうやってやるといいよ」と提案する立場です。責任重大です!!

 付属小学校6年生(日本の5年生)の子ども達と授業をするのは、今日で2回目。前回は、あまりうまくいきませんでした。だから、計画にあまり内容を盛り込まないように、シンプルな授業にすることにしました。

 一番の不安要素は、前にも書いた通り、先生が面積の公式を訂正してくれたかということ。これを確認しないと安心できないので、導入の部分で、ちょっとしつこく確認しました。すると、子ども達は正しく答えてくれます。先生、訂正してくれたのね、グラシアス!!!

 内容は台形の面積の求め方。1日目に、黒板の使い方で扱った、平方四辺形の面積の求め方→三角形の面積の求め方→に続く第3弾です。公式を覚えるだけじゃなくって、その意味を自分たちで考えさせたかったのですが、なんせ今までそんなこと教わってなかった子どもたちです。いったいどこまでいけるか・・・。

一生けん命に考えてくれました。
次々に「カズノ!」と呼ぶ声が。
始まってみると、案の定難しそうです。15分あれば答えが出てくるかな~と思っていたけど、15分たったところで、誰一人としていません。頑張って考えてくれてはいるんだけど、やっぱり初めての試みだから難しい!結局10分くらい長く時間を取ったところ、数人が面積を求めることができました。この数人の考え方を共有させよう!それしかない!!

 「自分の考えを発表する」ことにも慣れていない子ども達です。さらに、今日は40人くらいの大人に囲まれて緊張しています。声は小さいし、字も小さい。でもなんとか、3人の子どもに発表してもらいました。1人の子どもが考えた求め方は、私も予想外。本当によく頑張って考えてくれました!!
緊張しながらも、勇気をだして発表してくれました。
式もちゃんと書けてる!

 なんとか授業を終わらせ、先生方が誉めてくれました。カルメンも、「よかったよ」と言ってくれました。でも、私としては反省点はあります。子どもの説明がわからない!という声が上がった時、私が説明してしまいました。別の子どもに説明させればよかった。それに、最後のまとめも、私が強引にもっていってしまいました。時間がおしていた焦りと不安のせいです。「先生はしゃべりすぎないで、できるだけ子どもたちの言葉で」っていうのを伝えたかったのに・・・。

 でも、一度やりきったことで、なんとかできそうだという1つ自信にはなりました。またこういう機会があるはずなので、ちゃんと反省点を忘れないように、次へ生かそうと思います。

 後半は、カルメンとホルヘの担当なので、私はひたすらカメラマン。予定より早く12時半頃、3日間の研修会が終わりました。先生達と記念撮影をしたりして、和やかな雰囲気で終えることができました。
参加してくれた先生達と記念撮影。

とっても明るく陽気な先生達です。

 先生たちは、大満足な様子で帰っていきましたが、ちゃんと問題意識を持ってくれたかなぁ?まずは、自分たちの現状に危機感を持ってもらわないと、変わりようがないと思うんだけど・・・。まだまだ、これからが勝負です!!

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