2013年4月27日土曜日

オタクは世界共通

 26日、27日は、キト市内のカトリカ大学で、「こころフェス」という、日本文化を紹介するイベントがありました。主催は、大学で日本語を勉強している学生たちなのですが、私たちJICAボランティアにも協力要請があり、お手伝いに行ってきました。
イベントを知らせるポスター。
右の絵は、学生が描いたものだそう。上手!
おりがみクラブのブース。
レベルが高い!
アニメショップのブース。
ポケモン、ブリーチ、鋼の錬金術師、デスノートなどなど。
学生による、ソーラン節の発表。
キレがあります。
私がお手伝いしたのは、習字。「日本語で、筆で名前を書いてあげる」ブースです。普通のコピー用紙だと50センターボ(約50円)、半紙だと80センターボ(約80円)かかるのですが、なかなかの人気で、とっても喜んでくれました。中には、「もっと大きい紙に書いて欲しい」と、文房具店で紙を買ってきて、書いてくれという人や、大好きなアニメのタイトルやキャラクターの名前を書いて、とか、「武士道」って書いてくれ、とか。エクアドル人にとって、日本語はとってもかっこいいものみたいなのです。

習字のブース。
みんなうれしそうに持って帰ってくれます。

家族3人と記念撮影。
2日間で、用意してあった半紙がなくなり、墨汁を1本半消費し、なかなか大好評でした。日本人なら、誰でもできる習字が、お金になるなんて、目からウロコです!!ということは、道端でこの商売をすれば、儲かるのかも!バックパッカーとして南米を貧乏旅行をするときは、習字セットを持っていくことをおすすめします。

 もう1つは、浴衣の着付け。私は、着付けはあまり自信がなかったので避けていたのですが、「この機会に覚えるのもいいかも!」と考え直し、他のボランティアや日本語の先生に教えていただきながら、なんとか覚えて着付けをしてみました。これが、なかなかの重労働なのです。さらに、エクアドル人女性の体形は、とってもグラマー。胸もお尻もボン!ボン!この体に、浴衣を着せても、なんとなくしっくりきません。着物って、日本人の体形に合った衣装なんだなぁと改めて感じました。
なかなかの力仕事。汗だくです。
これで、一人でも着られそうです。
着せてあげた女の子たちと。
とても喜んでくれました。
このコーナーも大人気で、行列ができました。なぜかというと、エクアドル人女性たちはおしゃれなので、数種類ある浴衣から、「あれが着たい!」という希望が強いのです。
「これなら今すぐ着せてあげるよ。」
と言っても、
「いや、あれがいい!あの子が終わるまで待ってる。」
というのです。さらに、一度着ると、写真撮影会が始まり、なかなか脱がない!一人で、友達と、彼氏と・・・ポーズを変えて延々続きます。まあ、これも喜んでもらえたからこそ!汗だくで疲れたけど、1日美容師気分を味わえました。

 イベントに来ている人は、日本文化に興味がある人が多いです。日本文化に興味があるということは・・・アニメ・漫画に興味があるということ!つまり、オタクです。日本語を勉強している学生や、お客さんの中にもコスプレーヤーがたくさん。一緒に写真を撮ってもらいました。
受付をしていた女の子と。

ポーズもばっちり。

「僕たち、オタクなんだ。一緒に写真を撮ろう!」と声をかけてくれた、
オタクサークルのみなさんと。

 地球の裏側にまで、オタクがいるなんて!!不思議な感動を覚えた1日でした。

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