2013年7月15日月曜日

マラソン大会でのいい話

 日曜日は、「マラトン・デ・キト」というマラソン大会に参加してきましたー!42K,21K,13Kの3つのコースがあり、まだマラソン初心者の私は、13Kの部に参加してきました。今回の目標は、「1度も歩かずに完走すること!」

 スタートは朝7時半。21Kの部に参加する先輩隊員3人と一緒に、スタート地点のサンフランシスコ広場に向かいます。南米最古の教会と言われるサンフランシスコ教会をバックに、出場者は準備体操。
雲一つない青空!

スタート地点。いきなり下り坂です。

 去年のこの大会にも、先輩隊員たちが参加しています。主催者のパブロは、去年の隊員参加メンバーを覚えていてくれて、
「今年も、日本チームが参加してくれた!」
ととっても喜んでくれました。彼は本当にいい人で、荷物を預ける時間を過ぎて困っていたところ、彼の車のトランクに入れて、ゴール地点まで運んでくれました。グラシアス、パブロ!!

 7時半になり、スタート!セントロ・ヒストリコ(旧市街)は、植民地時代の街並みがすっごくきれいなのですが、坂が多くてなかなかハード。その後、ノルテ(北部)に入りますが、ここからはゆるやか~な登り坂。おまけに、赤道直下&標高2800メートルの日差しが強く、体力がどんどん消耗されます。それなのに、キロ表示が毎キロではなく、一体今何キロ地点にいるのかわからない。さらには、給水ポイントが少なく、のどが乾いてきます・・・。

 その時、前方を走っていた男性が、ゲータレード2本を手に、ティエンダ(小さな売店)から出てきました。そして、仲間であろう女性に、1本渡しています。そうだよね、給水がないんなら、自分で買えばいいんだよね、賢いなぁ・・・と見ていたら、なんとその男性が、周りのランナーに、

「一口どうぞ」

 と、ボトルを手渡しています。もちろん、私にも。彼は、その後私の後ろのランナー数人にもドリンクを分け、その残りを飲み干しました。なんて優しいの~!グラシアス、セニョール!!

 この出来事で、ちょっと元気が回復し、ゆーっくりなペースだけど、なんとか完走できました。給水ではのどが渇きすぎて、2杯飲みたくって、立ち止まってしまったけど、歩いてはいない!目標達成です!!

このブログで、時々エクアドル人の悪口ともとれる記事を書いてしまっていますが、基本的にエクアドルのみなさんは、とっても優しいです。日本人だったら、知らない人にそこまでできるかな?っていう出来事が、時々あります。体は疲れたけど、心は元気になったマラソン大会でした。

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