1日に、成績がわかり、ほぼ全員が3年目に進級なのですが、一部落第する学生もいます。彼らは、諦めきれないのか、先生たちに直談判しに来ているのです!!カルメンのところにも、何人かやってきます。でもさぁ、お願いしますって言ったからって、成績が上がるわけないでしょ!案の定、カルメンも、「ダメ」とばっさり。そりゃそうだ。
カルメンのところに最後のお願いに来ている学生たち、なるほど納得のメンバーです。遅刻の常習者、私が話していてもメモも取らない、イヤホンで音楽を聴いている、化粧直し・・・。さらに、カルメンによれば、前期の成績が悪かった数人に、救済措置として課題をあげたのに、それさえも提出しない、などなど。こんな態度で、あんたたち、本当に先生になれると思ってるの?!責任感なさすぎでしょ!!日本語でいいなら、長々と説教してやりたい。自業自得。それなのに、今さら「お願いします」??世の中なめんな~~!!
でも、彼らがこんなに必死になるのには、もう1つ理由があります。私が勤めている教員養成校は、来年度がどうなるか決まっていないのです。教育省は、全国の教員養成校を大学の教育学部に編入させるかもしれない、と言っているのです。そのせいで、去年の9月は、新入生が入ってきませんでした。今年の9月も、まだ未定。決断の遅い政府のせいで、同僚も私も、9月からの活動の見通しが持てません!!
つまり、落第した学生たちは、本来なら1学年下の学生たちとまたやり直すことができるのですが、1年下に学生がいないので、やり直しができないんです。すなわち、退学。私に言わせれば、こんな無責任な態度なんだから、先生にならないほうがエクアドルの子ども達のためだとは思うのですが、彼らには彼らの事情があるでしょうし。だから、必死に「最後のお願い」に来るのです。
彼らの未来はどうなるのか。そして、教員養成校の未来は?
C組の学生たちと。 |
D組の学生たちと。 |
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