2013年10月8日火曜日

ツナミのその後

 ツナミの続報を書かずに、しばらく時間がたってしまいました。

 JICAスタッフと、新しい上司と話し合った結果、付属小学校にて活動をさせてもらうことになりました。郊外の小学校で実習をしている学生たちの指導も続けたかったのですが、配属先の車のガソリン代を、同僚が出し合うことになったそうなので、わたしは乗れなくなってしまいました。

 せっかく、1年間新しい算数の教え方を伝えてきた学生たちに、指導できなくなってしまうのは、とっても残念です。残った同僚たちは、私たちがどうやって学生たちに教えてきたのか、全く知りません。だから、学生が疑問を持っても答えられないし、もしかしたら、新しいやり方を続けることをあきらめてしまうかも・・・。でも、しょうがない。1人でも2人でも、私たちが伝えた教え方を続けてくれることを願って・・・!

 付属小学校の校長先生、バチータは、以前から私の活動にとっても興味を持ってくれていました。他の学校の先生に向けた研修会に参加してくれるだけでなく、夏休みなど時間があるときに、先生達に研修会を開いたりもしました。

 バチータと相談して、当分の活動は、

① 先生達の授業観察、助言
② 私が授業をして、先生に見せる
③ 月曜日か木曜日の午後、研修会をする

 ということになりました。でも、先週一週間、先生達の授業を見せてもらって、私が伝えたい教え方ではないにしろ、高い技術を持っている先生もいれば、知識そのものが間違っている先生もいます。前者の先生は、私は特に口出しをせず、それよりも後者の先生たちの力になれるような活動ができたらいいなぁと思っています。

 バチータが、子ども達に私を紹介する際、

「これから、カズノはこの小学校の先生なのよ。これまでよりも、ずっと長い時間ここにいてくれるのよ。」

と、言ったところ、子ども達(特に折り紙教室常連の3年生)は、大喜びしてくれました。私の顔を見ると、

「カズノ~!おはよう~!」

と、ぎゅーっと抱きついてきます。やっぱり子ども達はかわいいな、残り半年を、子ども達に囲まれて活動できるなら、それはそれでいいのかも、と思えてきました。

 ここ数週間、イマイチモチベーションが上がらない日々が続いていたのですが、ここ数日、ようやくちょっとずつですが気分が上がってきました。よし、頑張ろう!


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