2012年11月17日土曜日

キトに住む日本人の子ども達

 今日は、日本人補習校に行ってきました。8月中旬に、先輩隊員から誘われて、9月に見学に行って、でも10月は予定が合わず、ちゃんと教えに行ったのは、今日が初めてです。

 キトには、以前は日本人学校があり、小学生と中学生合わせて50人くらいが在籍していたそうです。でも、今は子どもが減ってしまったため、数年前から「日本人学校」ではなくなり、土曜日午前中だけの「補習校」となったそうです。現在在籍8名。したがって、日本から教員の派遣もなくなり、今はキトに住む日本人をスカウトして、講師を集めているのだそうです。先輩隊員から誘われて、最初は、「土曜日も早起きしなきゃいけないのはなぁ・・・」と思ったけど、毎週でなくてもいいと言われたし、協力隊の仕事ではないけれど、教員として力になれるのなら・・・と思って引き受けることにしました。

 子ども達のバックグラウンドはさまざまです。日本に帰国予定のある日本企業駐在員の子ども、父親か母親がエクアドル人の子ども(つまりハーフ)、エクアドルに永住を決めている子ども・・・などなど。それぞれのバックグラウンドによって、日本語の理解度も違います。月曜日から金曜日はエクアドルの小学校に通っていたり、アメリカンスクールに通っていたり、普段はスペイン語や英語で勉強をしている子どもたちです。さらに、子ども達自身のモチベーションも様々です。月曜日から金曜日まで学校に行って、土曜日まで・・・疲れた、遊びたいと思うのも当然です。

 ということで、久しぶりに日本語で日本人の子どもに勉強を教えました。今日担当したのは2年生の女の子1名。国語「お手紙」は、5年前区小研の研究授業をした思い出の教材です。算数は、九九。何度も子ども達の九九テストをしたなぁ。色々思い出されて懐かしくなりました。いろいろ教えたいことはあるけど、何せ1週間分の学習内容を、4時間(国語2時間算数2時間)でこなさなければならないので、そうのんびりしてられません。残念だけど。日本では今まで30人くらいの子ども達を教えていたので、1対1でじっくり教えられるのは新鮮でした。

 それにしても、校舎の立派なこと!!私が今まで見てきたキト市内の小学校よりも、よっぽど充実してます。そこに8人しかいないなんて、ちょっともったない気が・・・こればっかりはしょうがないんだけど。

「世界一高い日本人学校」と書いてあります。
場所は、キト市中心地からははずれたところにあります。

教室。机が2つ(子どもは1人)って、ちょっとさみしい?
でも、マンツーマンでじっくり教えられます。
写ってないけど前には、ちゃんと黒板もあります。

中庭。ここで朝会をしてから授業が始まります。

遊具も充実してます!
今日は雨季にしてはめずらしい快晴でした。

なんて立派な校舎!右側は使われていません。

校庭だって、キト市内のどの小学校よりも広いです。

2 件のコメント:

  1. キト日本人学校、無くなってしまったんですね。私がいた頃が一番多かったのかと思ったら、50人もいた時があったのですね。私がいた時は小中合わせて24人で今までで一番多いとあの頃言われていたと思います。
    私も途中でアメリカンスクールへ転校しちゃいました。
    今、みんなどうしているんだろう。地震あったけど大丈夫なのだろうか?
    私はもう日本に帰って来ているので、TVやネットでエクアドルの情報を観ています。

    返信削除
  2. 立派な学校が建っていたんですね。
    私が通っていた頃は一軒家の学校でした。
    懐かしいです

    返信削除