2012年11月22日木曜日

やっちまった~!

 いつも楽しいことばかりではないので、たまには落ち込んだ話も書きます。失敗してしまいました。

 今日は、学生たちが同じ敷地内にある付属小学校に授業見学に行くので、私もついていって見学させてもらいました。2年生(日本でいう1年生)の算数の授業で、担任はエリザベス先生です。この先生の授業は、9月のころ見せてもらったことがあるのですが、低学年のプロっていう感じで、入学直後の9月だというのに、子ども達がとても落ち着いていました。途中で音楽を流したり、歌を歌ったり、子ども達が飽きない工夫もしていました。このときは、まだしつけ期間という雰囲気だったので、彼女のちゃんとした授業を見るのは初めてです。

 授業内容は、「いくつといくつ」でした。6はいくつといくつに分けられるのかという内容で、子ども達1人1人に教材があり(これってエクアドルの授業では珍しいこと!)、ちゃんと子ども達を見回って個別に指導もしていて、すごいなーと思ってみていました。そのうち、子ども達が持っている教材が気になり、こっそり「見せて」と言って見ていたところ・・・エリザベス先生から、
 「子どもが考えている邪魔をしないで!」
 とビシッと言われてしまいました。子ども達や学生たちの前で。恥ずかしい気持ちと、申し訳ない気持ちでショックでした・・・。日本では、研究授業の時でも、子ども達のノートや教材を見せてもらったりすることがあったので、それと同じ感覚でついついやってしまいました。今思えば、タイミングもよくなかったなぁ。授業後まで我慢すればよかった。ひたすら反省です・・・。

 でも、授業が終わった後、勇気をだしてエリザベス先生に、「教材はどうやって作ったの?」と質問したところ、ちゃんと丁寧に答えてくれました。教材が、パウチしているように見えたので、それをどうやったのかが、一番気になっていたのです。触ってみたら、パウチよりは固いので、ラミネーターとも違うような・・・。時間があまりなかったので、そこまでは聞けなかったけど。ほかにも、計算カードもラミネートしてたくさん持っていました。この先生、すごい!エクアドルにきて、初めて尊敬できる先生に出会った気がします!

 でもなぁ、今回のことで、「もうあの日本人来ないで!」って思われてるかなぁ。また授業見せてもらいたいんだけどなぁ・・・とうじうじ悩んでいたら、帰り際にばったり!頑張って笑顔で、
「今日はありがとうございました!」
って言ってみたら、
「私の授業、どうだった?また今度、授業についての感想を聞かせて。」
と笑顔で言ってくれました。ってことは・・・もう怒ってないってことだよね??あー、よかった。一安心です。さらに、彼女の授業は素晴らしかったけど、教材については、ここをこうすれば、という点がいくつかあり、それを伝えたいなとも思っていたので、とてもうれしく思いました。プロの先生に、自分から言いに行くのはちょっと気がひけて。迷惑かけた私に、そんなことを言ってくれるなんて、なんて勉強熱心な先生だ!

 今日はじっくり反省して、明日からまた前向きに頑張ろうと思います。

6 件のコメント:

  1. 今年のあたしと主任の関係みたい(笑)
    悪気はない人なんだろうけど、ストレートだからきつく感じる、みたいな。。
    むこうはさほど思ってはないよね、きっとf(^_^)

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    1. そうだと思う。エクアドル人は、根に持たない人が多いらしいし。こちらも気にしないことにするよ。

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  2. いい失敗だと思うよ!日本との違いにも気付けたのだから:)
    たまにそういうすごい先生に出会ったら、「この国も捨てたもんじゃない!!」って思っちゃう。いい出会いだね~☆

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    1. そうそう!ちゃんとプライドと自覚を持って教師をやってる人もいるんだーって感動するよ。もっと仲良くなれるように頑張ってみる!!

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  3. 失敗しても気にしないで次にむけてがんばってください。

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    1. 龍太くん、ありがとう。先生は、立ち直りは早いほうなので、もう平気です。これからに生かせば、失敗も意味があるよね。

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