昨日は7年生(日本でいう6年生)の授業を見せてもらいました。でも、内容が「座標」。日本では、中学校で学習する内容です。エクアドルの算数は、内容がいっぱいで、座標のほかにも、素因数分解や、累乗法、ルートの開法も7年生で勉強します。中学校の数学は教えたことないので、慌ててエクアドルの小学校の算数の教科書で復習。この先生はベテランのようで、エクアドルでは珍しく、板書もしっかりしていて、きちんとめあてを書いていました。こんな黒板、初めて見た!
7年生の授業の黒板。左上にきちんと今日の目あてが書いてあります! |
今日は、5年生(4年生)と4年生(3年生)の算数の授業を見せてもらいました。4年生の先生は、50代くらいの女性。内容は、1万までの数。うーん、いろいろ気になってしまったので、いろいろメモを取りながら授業を聞いていました。終わったのは、1時間半後。途中休憩なしの2コマの授業です!
4ケタの数の位取りをしているところ。 |
授業が終わって、校長室に行くと、一緒に見ていた校長先生に、「今の授業、どう思った?気になったことがあったら言って。」と言われました。えっ?!今回私が授業を見学させてもらったのは、先生の授業をどうこう言うわけではなく、エクアドルでの算数授業の実態を知るためだったんだけど・・・。しかも、この小学校の先生を指導するのは、私の活動内容ではないし、しかも、相手は私よりずーっと年上のベテラン。私なんかが何か言ってもいいの??でも、校長先生は私を期待した目で見るので、うーん・・・しかたなく、いくつか気になったことを伝えました。
その後、先生が校長室にやってきました。彼女は、この小学校では新しい先生なのだとか。そして、校長先生はこの時期、ぬきうちで授業観察をしているらしいのです。校長先生が、「今日の授業、自分でどう思った?」ときくと、「緊張しました・・・。」と言ってから、校長先生からも授業についてコメントがありました。さっき私が話したことも言ってくれました。私の方を見て、「他になにかある?」と聞かれたけれど、直接言うのはやっぱりちょっと・・・校長先生がほとんど言ってくださったし・・・と思って、私からは何も言いませんでした。
でも、昼食を食べながら、その話を事務員のアナにすると、「あなたは言っていいのよ。きっと、新しい発見があるんだから。」と言われました。日本では、ずーっと指導される立場だったので、ずっと年上の人の授業について意見を言うなんて・・・。しかし、周りから見れば、私は日本から来た専門家なわけで、やっぱり言うべきことは言わないといけないよなぁ。素直に聞いてくれる人たちなんだから、恵まれてると思って頑張らなきゃ!!
それにしても、先日見学した、イサベラ・カトリカ小学校とは、先生の力も子どもの落ち着きもずいぶん違います。同じ公立なのに・・・。その疑問に、アナは「セントロ・ヒストリコよりも、北部のほうが裕福な人が多いのよ。」やっぱり!子ども達の服装や持ち物からなんとなく気づいていました。先生も、5年生の先生は私と同じくらいの年齢(推定)なのに、落ち着いていて、子ども達もよく話を聞いていました。同じ市内でこれじゃあ、もっと田舎とはもっと格差があるのかなぁ。
5年生は、5ケタの数。 |
問題に取り組む子ども達。 |
でも、子どもたちが人懐っこいのはどこも同じ。7年生の女の子たちには休み時間に、「一緒に遊ぼう」と誘われ、鬼ごっこをしました。3年生の教室をのぞいたら、やっぱり質問攻めにあいました。エクアドルの子ども達は、みんな好奇心旺盛です。この学校の子たちと、横川小学校の子ども達をつなげたいなぁ。どうやってつなげようかなぁ。ただ今思案中です。
0 件のコメント:
コメントを投稿