2012年10月17日水曜日

どこまで言ってもいいのかな?

 昨日の話になってしまいますが、また新しい教育実習校を見学に行きました。「グアヤキル小学校」です。グアヤキルとは、コスタ(海岸地域)にあるエクアドル最大の都市の名前です。なんでキトなのに、グアヤキル?そういえば、クエンカ(エクアドル第3の都市)小学校という学校もあります。「この学校には、グアヤキル出身の人しか入学できないの?それとも、先生がみんなグアヤキル出身?」
ときいてみたところ、
「ただの名前だよ。」
との返事が返ってきました。日本で言うなら、東京都に大阪小学校がある、みたいな感じです。うーん、なんだか納得いかないけど、ただの名前らしいです。

 とにかく、新しい学校に行って、授業を見せてもらい、やっぱり休み時間には子どもに取り囲まれました。授業見学の後、ちょっと困ってしまった質問がありました。昨日は、教員養成校の先生と一緒に授業を回っていたのですが、その先生が、
「授業、どうだった?」
と聞いてきたのです。正直言って、気づいたことはいっぱいあります。でも、すぐ隣に担任の先生がいるのに、批判なんてできない・・・。「うん、よかったよ。」としか言えませんでした。だって、この担任の先生は子ども達が練習問題をやっている間、私と一緒にいる先生と教室の後ろでずーっとしゃべっていたんです!!!子ども達が理解できたか、確認しようとはしませんでした。私の方が気になってしまい、子ども達のノートをのぞきこんで、間違いを指摘してました。どっちが担任なんだか!!
去年まで女子校だったらしく、2年生以外は男の子がいません。
そのせいか、どの教室も落ち着いた雰囲気です。
棒グラフの学習なんだけど・・・
先生、0を書いてません!
タイトルも項目もありません!
ああ、こっそり付け足したい・・・。


黒板に0がないので、当然子どもはこう書きます。
これは、気づいたけど訂正できず・・・
「実は、先生間違ってるんだよ」なんて言えない・・・。

 その後、校長先生に会いました。また、
「どうだった?」
と聞かれ、あいまいな笑顔で
「よかったよ。」
と言ってしまい、これで終わりかと思ったら、
「日本と授業のやり方は違うの?」
「うん、全然違うよ。」
どっちが優れてるの?」

 ええっ?!そうきたか!!正直言って、エクアドルに来て、「この先生の授業、素晴らしい!真似したい!!」と思える授業を見たことがありません。いつもどこかが気になって、前に出て行って訂正したくって、子ども達がこのまま覚えていいのか?って思って、イライライラ・・・はっきり言って、この先生たちが日本に行っても、通用するとは思えない、そんなレベルです。

 校長先生は、私が何のために来たか知っているはずだし、「そりゃあ日本よね。だからあなたが来てるのよね。」って言ってくれるかと思ったのですが、そのままじーっと私の返事を待っています。どうしよう・・・。「もちろん、日本だよ。」なんて言ったら、偉そうかな?バカにしてるように聞こえるかな?

 答えられず、困って黙り込んでしまったら、校長先生はなんだかベラベラしゃべりだし、その質問は流れたようでした。ふー、やれやれ。

 他の隊員の人ととも以前話していたのですが、エクアドルの人は、「エクアドルが一番!最高!!」と思っている人が多いのです。外国に住んだこともなければ、行ったこともない人でも、自信を持ってそう言います。だから、正面から「ここおかしいよ。」って言いにくいのです。

 でも、でも!!「ここをこうするともっとよくなるよ」って言うために、私はやってきたのですから、言わなきゃいけません。「あのチーナ、なんか生意気!」って思われるかもしれないけど。そう思われないためにも、今のところ誰にでもにこにこ笑顔で愛想よくしているんだけど(笑)先生方の研修をするまでには、うまい言い方を考えておかないと!

 明日は、学生の前で、先日プロジェクトメンバーに発表した「授業見学をして気づいたこと」を話します。言葉だけでは不安なので、パワーポイントも作りました。学生は、まだ経験がないので、きっと素直に聞いてくれるはず。ちゃんと伝わりますように!!

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