2012年10月9日火曜日

今日も大歓迎

 今日は、また新しい小学校へ行きました。毎週火曜日は、学生が小学校見学へ行く日なので、授業がないからです。名前はちょっと長くて、「ヌマ・ポンピジョ・ジョマ小学校」です。

 3つ目の小学校なので、だいたい子ども達の反応のパターンがわかってきました。どこへ行っても共通なのは、

①まず、じろじろ見られる。「なんだ、あのチーナ(中国人)??」という感じです。
②全校朝会で、校長先生から紹介される。「どうやら、ぼくたちを見に来たらしい。ちょっとしゃべりかけてみようかな。」
③教室に入る。「おー!!さっきのチーナが来たぞー!僕のところに来て!私の近くに座って!」
④きょろきょろ後ろを振り返って、先生の目を盗んで質問する。「何て名前?どこから来たの?」
⑤休み時間には、子ども達に取り囲まれる。「オラって、日本語でなんていうの?」

 今日も、同じパターンでしたが、②の段階で思わず笑ってしまった出来事が。全校朝会で紹介され、子ども達が並んで教室へ入っていくとき。その光景をぼんやり眺めていたら、小さな男の子が私に近づいてきました。声が聞こえる距離になってから、ちょっと緊張した顔で

 「ブエノス・ディアス!(おはよう)」

 私も笑顔で

 「ブエノス・ディアス!」

 と返すと、びっくりした顔で走って友達のところへ戻っていきました。そして、戻った男の子の周りには、数人の子ども達が集まり、何やら私の方を見て話をしています。おそらく、

 「あのチーナに、スペイン語通じたよ!」「チーナ、スペイン語しゃべったよ!」

 といった感じでしょうか。思わず、一人で大笑いしてしまいました。先陣を切って話しかけた、勇気ある男の子に拍手~!

 今日最後に入った3年生の教室では、先生が用事でいなかったこともあって、大フィーバーでした。授業が終わって帰る時間になっても、子ども達は私の周りから離れようとせず、しまいには勝手にかばんを開けて、「この絵、あげる!」と紙をつっこんでいました。

 おそらくほとんどの小学生にとって、私が初めて出会う外国人です。エクアドルには、白人はちょくちょくいるので、ヨーロッパ人やアメリカ人がいてもそんなには目立たないのですが、アジア人は全然違うので、明らかな外国人です。日本の小学校に外国人が来ても、大騒ぎですよね。どこへ行っても、それと同じ扱いを受けています。おそらく、毎日同じ学校へ通っていれば、だんだん子ども達も慣れてくるのでしょうが、私は時々見学に行くだけなので、毎回大歓迎されます。さらに、愛情表現がストレートです。これは文化の違いですが、あいさつでほっぺにチューをする国ですから、男の子も女の子も「もう帰っちゃうの?また来てね。」と私にぎゅーっと抱きついてきます。うーん、かわいすぎる!!くせになりそうです。

今日はグアヤキル独立記念日。
7年生の発表です。男女ペアでダンス。かわいい!

2階の教室から、「オラ~!カズノ!!」


この小学校は大規模校。
バール(売店)も大きい!
メニューも豊富。
ちゃんと授業も見学しました。これは4年生。
1クラス約40名。ぎゅうぎゅうです。

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