2012年10月30日火曜日

勉強になった研修会

 昨日は、算数研修会がありました。これは、メインは8月にグアテマラで行われた算数の研修会の還元研修なのですが、それに加えて先輩隊員の実践発表もありました。私たちボランティア、その職場関係者、カルメンはさらに教育実習校の校長と教員も呼び、JICAの招待者もあり、なかなか盛大な会でした。私のところは、カルメン、ホルヘの2名の算数科教員、校長先生、私の4名で参加しました。

 前半は、グアテマラの研修について。もちろん、パワーポイントも発表も、すべてスペイン語です。難しい言葉が多くて、辞書で言葉を引きながらでしたが、なんとか・・・、だいたいわかったような気がします。まだまだ、話し言葉を瞬時に聞き取るのは難しい。でも、言葉だけでなくって、「かけ算じゃんけん」など実際に見せてくださったものもあって、そういうところはわかりやすかったです。
授業研究のやり方について
日本では当たり前のことですが、ここでは新鮮なことです。

 後半は、先輩隊員の実践発表です。エクアドルにあるものを使って作った教材の紹介には、カルメンは超食いついていました。私は、こういうアイディアを考え付くのが苦手なので、ぜひ使わせてもらいたいと思います。先生方に向けた研修は、これから行うであろう研修会のやり方に、とっても参考になりました。さすが先輩隊員、スペイン語が外国語ではないように、スラスラ出てきます。1年後、私もああやって、人前でもスラスラとしゃべれるようになりますように!!
台形の面積の求め方。
この教材、ラミネートではなくって透明のブックカバーだそうです。
さっそく作ってみたい!

フォミックスという素材を使った教材。
低学年の子ども達には、色は重要です。

参加者も堂々と発表していましした。

 8時から15時までと、長丁場だったけど有意義な研修会でした。

 ただ、1つだけ心配なことが・・・。カルメンは、教材集をもらってとってもご機嫌でした。教育実習校の先生方も、きっと同じことでしょう。でもね、新しい教材を使ったからって、いきなり子どもが算数を理解できるようになるわけじゃないからね!教材は魔法じゃないよ!!!算数の指導法と同時に、やっぱり先生たちの意識改革も大事だと思うんです。できない子を放っておいて次に進んだり、練習問題をやらせて自分はほかの先生としゃべっていたり、それじゃあ子どもは勉強できるようにならないよ。もっと、責任感と自覚を持って!って声を大にして言いたいのです。

 そして今日は火曜日。いつものように、教育実習校に授業見学に行きました。そしたら!おそらく昨日の研修に参加した先生方でしょう、昨日の勉強したことをさっそく実践していました!!やり方はあと1歩っていうところでしたが、「昨日習ったことをやってみよう」という姿勢に、私が教えたわけでもないけどうれしく思いました。
見にくいけど・・・
マス計算です。

「Vamos a pensar (考えよう)」は、昨日何回も登場した言葉。

2 件のコメント:

  1. スペイン語は難しいんですね。
    これからはもっとエクアドルの人にわかりやすく
    教えられるように頑張ってください。

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    1. 龍太君、コメントありがとう。
      日本に帰ったら、スペイン語で算数の授業してあげるね☆

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