2012年8月12日日曜日

ウィルスも薬も強力

ご無沙汰しております。この1週間・・・病にやられていました。こんなに長い期間をベッドの上だけで過ごすなんて、22歳の時の盲腸の手術以来です。

 発端は、前回書いた月曜日。ラザニアを全部吐きました。全部吐いたんだから、すぐによくなるだろうとたかをくくっていたのですが、いまいち気分がよくないので、火曜日のカルメンとの会う約束をキャンセルし、1日ベッドでごろごろすることにしました。

 1日ごろごろしていたら・・・だんだん頭痛がするではないですか!そして、37度程度の微熱も・・・。平日はみんな仕事で、誰もいないので、とりあえずJICAにもらった薬(鎮痛剤)を飲み、寝ることにしました。でもだんだん不安になってきて、健康管理員さん(JICA事務所の看護師さん)に電話をすると、「なんだろうねぇ。とりあえず、明日も具合が悪いようだったら病院に行ってみたら?」と言われました。うん、やっぱりおとなしくしてれば治るはず!

 水曜日、ホストファミリーは心配してくれるけど、自己治癒力を信じたい私は、「大丈夫!あと1日はおとなしくしてるよ。それでもだめだったら、明日は病院に連れて行って。」と話してまた1日様子を見てみました。でも、やっぱり頭痛と吐き気(吐き気だけ。食べてないからもう吐かない)と微熱(上がったり下がったり)は変わらず。そして、何より、食欲が全くない。食べるのが人生で最大の楽しみなのに!!!頑張ってスープをちょこっと飲めるくらいです。

 木曜日、やっぱり病院に行きたくなり、朝パパに、「今日は、病院に行きたい」というと、「わかった。仕事が終わったら連れて行くよ。」と約束してくれました。パパは、この日は昼過ぎに帰ってくる予定らしく、その後行くことにしました。ママに、「病院に行くんなら、ちゃんとシャワーを浴びて、きれいにしておきなさい」と言われたので、頑張ってシャワーを浴び、それだけで疲れてしまい、ベッドに横になりながらパパの帰りを待ちました。

 2時過ぎ、パパが帰宅。すぐに病院に連れて行ってくれました。エクアドルの病院初体験!!JICAがくれた病院リストを見て、電話してくれて、日本に留学経験のある医師のところへ行きました。総合病院ではなく、ビルにそれぞれの医師がオフィスを持っている、というところです。日本語は、「名前は?」「ありがとう」くらいしかしゃべれませんが、笑顔がすてきな先生でちょっとほっとしました。

 診察の結果は・・・食べ物からくるウィルスだろうということでした。エクアドルの食べ物は、日本ほどきれいではないから、気を付けるんだということ。今後2~3週間は家の食べ物以外は食べてはいけないことを言われました。そして、JICAからの薬に加えて、2種類の薬を飲むようにいわれました。

 「病院でもらった薬なんだから、飲めばすぐによくなるはず!」とさっそく夜飲んでみたところ・・・なんと今までより強い頭痛と高熱(今度は38度越え!)で夜眠れなくなってしまいました。金曜日の朝は、もうフラフラです・・・。ホストファミリーにいうと、「それは副作用だね」副作用?!こんな強烈な副作用があっていいものなの!?どうやら、エクアドルの薬は、日本人の私には強すぎるみたいです・・・。

 金曜日は、エクアドルの独立記念日。パパが以前から、「街が騒がしくなるからみんなで出かけようね。」と言ってくれていたのに、結局その予定をキャンセルしてくれました。せっかく楽しみにしていたのに、独立記念日のキトの様子も見ることができず・・・。あ~あ。

 その後金曜日の夜、土曜日の朝、土曜日の夜と薬を飲みましたが、どう考えても飲んだ後の方が具合が悪くなるので、日曜日の朝は薬なしで様子をみることにしました。残りはあと1つだから、また夜飲めばいいし。食欲は、薬を飲まなければ戻ってきて、昨日と今朝はオレンジを食べることができました。

 とこういうわけで、1週間病気との闘いでした。横川での6年間、クラスの子どもが20人ノロウィルスにかかろうと、15人新型インフルエンザにかかろうと、わたしはびくともしないかったし、病欠は1日もないことが自慢なくらい健康には自信があったのに、エクアドルに来て1か月半でこんなに苦しめられるとは・・・。自分でもびっくりです。なにより、こんなに長い期間食欲がないというのが初めてです。痩せたかな?とちょっと期待してしまうけど、そういや体重計まだ買ってなかった!!体重計を買う頃には、もとに戻ってしまうかな?

 とにかく、外国で病気をして何が一番不安かって、家族や医者に、自分の言葉で苦しいことを伝えられないこと。もちろん、体の調子を伝えるスペイン語は習っているけど、それに加えた微妙なニュアンスが・・・ちゃんと伝わっているのか心配。

 加えて、エクアドルにはアイスノンや冷えピタがありません。この家にないだけかと思っていたら、薬局に行っても、「え?」と言われました。そもそも、熱が出たときに、おでこや頭を冷やすという習慣がないそうです。パパに、「それは東洋の考え方だね」と言われました。じゃあ、エクアドルの人は熱が出たらどうするの?ときいたら、「薬を飲むだけ」と言われました。それではあまりに苦しいので、私はハンドタオルを濡らして寝ましたが・・・。これも文化の違いでしょうか。

 さて、今日1日またおとなしくして、明日からは復活したい!!仕事が始まる前に、キトの街を探検したいです。カルメンにも会わないと!!

4 件のコメント:

  1. おぉぉぉぉ。
    苦しい一週間でしたね。。
    かずのさんが食べれないなんて…本当辛い…。
    キセントロの食べ物なんて問題なさそうなのに…。
    まだまだ本調子じゃなさそうだね。
    ゆっくり休んでください。
    来週元気に会いましょう!
    クエンカのパン、買っていくよ(^○^)一緒に食べれますように。

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    1. はなちゃん☆
      そうなの!!あの日みんなが食べていたラザニアを思い出して、違う店だけど買って食べたらえらい目に・・・。でも、ほんとにラザニアのせいだったのか、いまだによくわからない。医者は水だとかいうし。でも、生水は1度も飲んでないんだよ!!
      今は、ようやく食欲も回復して、夕食はふつうに食べることができたよ。金曜日に会えるのが楽しみだね。土曜日はこっちにいるの?みんなでキト観光したいなぁ。クエンカのおいしいパン、よろしく!!たくさん食べたーい!!

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  2. 先生大丈夫ですか?
    久しぶりにブログを見たら大変なことになってたんですね…。
    回復してきたようでよかったです。
    慣れない土地での体調不良は不安になると思いますが、早めに病院に行くことを心掛けてくださいね。

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    1. 福田さん☆
      いつも優しいコメントありがとうございます。そうですね、外国での病気は、日本とは違うので、侮ってはいけませんね。今回学習しました。次はもっともっと大騒ぎをしようと思います(笑)
      そちらは、もう夏休み後半ですね。龍太くん&優吾くんは元気にしてますか?もう真っ黒でしょうね。

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