2012年8月1日水曜日

ニートな日々

今日は、イバラという街に行ってきました。学校の先生方3人と、運転手さんと、私の5人での旅です。

まず、今の状況を説明すると・・・活動はまだ始まっていません。学校が夏休みなので、先生方がいないのです。私の活動のパートナー(JICAではカウンターパートといいます)も出勤していないのです。彼女と会わないことには、何も始められません。校長先生が、私のメールアドレスを彼女に送ってくれたのが、月曜日。今日、ようやく返事が来てプロジェクトについて色々書いてあったのですが、肝心の彼女といつ会えるのかは書いていない・・・。ということで、家族の中で一番の暇人生活を送っています。

でも今日は、久しぶりに早起きをして、6時半に出発!なぜイバラという街に行くのか・・・実はよくわかりません・・・。3人の先生方はきちっとした格好をしているし、何かを交渉しに行くみたいです。

途中朝ごはんを取りながら、イバラという街につきました。「地球の歩き方」によると、人口8万人のこじんまりとした街だそうです。ここの大学には、私がこれから活動する学校の卒業生が通っているとのことです。
教育学部の棟です。
上は「静かに」下は「携帯の電源を切ってください」万国共通のルールですね。
こちらも廊下の掲示。「走ってはいけません」


ここで、ここ数日で色々な人に質問するうちにわかってきた、エクアドルの教員養成システムについて説明します。

小学校の先生になるには、私がこれからつとめる「教員養成校」というところに行きます。2年間ここで勉強し、1年間郊外の小学校で実習をすると、先生としての資格が得られるそうです。資格を得て、そのまま働くこともできますが、大学卒業資格を得るためには、大学に編入してあと2年勉強することが必要です。働きながら、週末だけ大学に通って勉強する人もいるそうです。やっぱり、大卒のほうがお給料はいいようです。つまり、教員養成校は、日本でいう専門学校といったところでしょうか。

今日行った大学も、卒業生が編入する大学の1つ。先生方がキャンパスに入ると、たくさんの学生たちが集まってきました。キトから約2時間かかるこの町に、朝早くからバスに乗って通っている学生たちです。
卒業生たち。私が校内の写真を撮っていたら、集まってきてくれました。


そして、先生方3人は、何やら話し合いをしに行ったのですが、私はというと・・・「近くにきれいな湖があるから行ってらっしゃい」と言われたので、お言葉に甘えて観光しに行きました(笑)

運転手さんと車に向かうと、途中で学生4人が一緒についてきて、なんだか知らないうちに一緒に湖までドライブすることになりました。

車を走らせること約5分。ヤグアルコチャ湖に到着です。それほど大きくはないけど、周りを山に囲まれたすてきな場所です。足こぎボートがあったので、乗ろう!ということになり、4人乗りのボートに6人で乗り込みました。漕いでくれたのは、もちろん若者4人です。途中で交代しながら、約30分頑張ってくれました。おかげで私は、景色の写真を撮りながらのんびり。気持ちよかったー!
一緒に湖に行った学生たち。


運転手さん。いつも笑顔で優しい、癒し系です。卒業生にも人気。
このボートに乗りました。

湖からの景色。天気がいいので、山がきれい!

そして、帰りは色々寄り道しながら帰りました。カヤンべという街では、ビスコッチェというお菓子を買っていました。このあたりの街の名物お菓子だそうです。味は、エクアドルのお菓子にしては全然甘くなく、サクッとしています。
ビスコッチェ屋さん。
朝ごはんに食べたビスコッチェ。

ということで、なんだかニートな日々です。これでいいのか、協力隊?!でも、facebookで同期隊員の仲間たちの様子を読んでも、派遣延期とか夏休みとかいろいろあるみたいです。とりあえず明日は、カウンターパートのカルメンが送ってくれたプロジェクト概要を辞書を引きながら読むことにしようと思います。

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