今朝は、「ありがとう」や「おはよう」を教えてくれと言われたので、「指さし会話帳JAPANスペイン語版」を見せてあげました。これは、同期の仲間がお餞別にくれたもの。日本在住のスペイン語圏の人向けの本なんだけど、日本文化について、スペイン語で説明したいときに大活躍です。
すると、これを見た1人が、「コピーさせて!」というので、貸してあげたところ、こんなふうになりました。ここのコピーは、製本までできちゃうのです。私と同じオフィスにいる6人全員分の「指さし会話帳」の出来上がりです。これを、みんなうれしそうに受け取り、「明日までに1つ覚えてくるわね!」と言って帰りました。興味を持ってもらえてうれしいな。
右が、私が持ってきた「指さし会話帳」左が、コピーして製本したもの。 |
見開きで、こうなりました。 |
算数科の先生、カルメンとホルヘは、指導計画について打ち合わせをしているので、私は理解できない話なのですが、時々私のほうを向いて、算数について話します。昨日は、エクアドルの算数教材を見せてくれました。算数ブロックは、日本と同じ黄色だけど、大きさは小さいです。「先生用の教材は?磁石でくっつくのはないの?」ときいてみたところ、ここの黒板は磁石がくっつかないのだとか。っていうことは・・・セロテープでくっつけるしかないみたいです。
カルメン他2人がいるオフィス。 熱心に話している2人を隠し撮り。左がカルメン、右がホルヘです。 |
分数の教材だそう。 |
エクアドルの算数ブロック。 左から一、十、百、そして千。 千はなんと立方体です!! |
そして今日は、かけ算の話になりました。かけ算は、「1つ分の数×いくつ分=全部の数」というのを何度もしつこく教えたなぁ・・・という話をしていたら、なんだか話がかみ合いません。私が図に書いて、「2×3は、2つボールが入ったかごが3つあるっていう意味でしょ。」という話をしていたら、カルメンは「え?違うわよ。」と言います。エクアドルでは、かけ算の式の意味は重要じゃないのかなぁ・・・と思っていたら、教科書を見せてくれました。そこにはなんと・・・
3が4つで、3×4ではなく・・・4×3!! |
ほかにも、わり算の筆算のやり方も違います。これは、慣れればなんとかなるかな?やりにくいけど・・・。
日本の算数の教え方を広めるのが私の仕事だけど、こういう根本的なところは変えるわけにはいかない領域なので、 私が慣れるしかないところです。やっぱり、エクアドルの算数の授業が早く見たいな。
式の意味、違うんですか?
返信削除びっくりした!!
龍太に教えたら
「じゃあ、答えさえ合っていればいいのかな?」
となんだかうらやましそうに話していました。
福田さん☆
削除確かに、中学校の数学になったら、答えさえ合っていればいいんですが、小学校ではしつこく意味を教えるんですよね。かけ算の考え方が違うんでしょうね。もっとスペイン語がわかるようになったら、ちゃんと勉強してみます!!