日曜日に一緒にお茶をして色々おしゃべりしたときに、火曜日の朝は8歳から10歳の子どもたちに日本語を教えているので、手伝ってほしいと頼まれました。ちょっと朝早いんだけど、現地の子どもたちと触れ合ういい機会だ!と思って参加することに決めました。それに、約3ヶ月間スペイン語ばっかり勉強していてすっかり忘れそうですが、私の職業は「小学校の先生」なんでした!子どもたちに勉強を教えるのが仕事です!!
約束の9時に、同期隊員のはなちゃんと一緒に訪れると、子どもが10人くらい、いすに座っていました。もう数回経っているらしく、子どもたち全員が、ちょっとはずかしそうに小さな声で「わたしの名前は○○です。」と日本語で挨拶してくれました。びっくりしたのは、すらすら言える子が数人いたこと。学校ではないので、宿題やテストがあるわけではないのに、興味がある子はちゃんと覚えているんですね!!
そしてみずほさんは、色、動物、体の部位の日本語を3つか4つ教え、その単語を使ってフルーツバスケットをしました。私とはなちゃんも一緒に混ぜてもらいました。自分のだけでなく、兄弟や友達のを覚えていて、「あなたの番でしょ!」と教え合っている子もいます。緊張気味だった子どもたちも、だんだん表情が和らいできました。
フルーツバスケットが大好きなのは、エクアドルも一緒。 |
カタカナ表を見ながら、一生懸命に「リンゴ」と書いています。 |
そして1時間くらいゲームで遊んだあと、3つのグループに分かれてカタカナの練習をしました。私の担当は10人くらい。自分や家族の名前を知りたがっているので、それを教えてあげてほしいとのことでした。子どもたちが書きたい言葉をスペイン語でノートに書いてもらい、それを私がカタカナで書いて、子どもたちが練習する、という形にしました。なかには、自分でカタカナ表を見ながらどんどん書いていく子もいます。できたら、子どもたちが「セニョリータ(お姉さん)!」と私を呼ぶので、見てあげて、丸をつけてあげて、次の言葉を書いてあげました。中には、7人兄弟の子もいて、家族全員の名前を練習するのは大変!!きっと、家に帰ったら家族に教えてあげるのかな。
熱心にノートにカタカナを練習する子どもたち。 |
ブライアンのノートです。上手に書けています!! 私もエクアドル人の名前を知ることができました。 |
この機関を設立した、ジェファーソン・ペレスさん。競歩の元選手です。 アトランタオリンピックで、エクアドル初の金メダルを獲得した、エクアドルの英雄です。 クエンカ出身で、自身も働きながら学校へ行っていたため、この団体を設立したのだとか。 |
ただちょっと違うのは、喜ぶだろうと思って赤ボールペンで大きく花丸をかいてあげたら、ノートを汚されたくなかったのか、「えー?!」という反応をする子がいたことです。日本の子どもたちは花丸大好きなのになぁ・・・。そういえば、スペイン語の先生のギャビーも、宿題プリントに丸はつけません。小さくチェックを入れるだけ。これも、習慣の違いかな。
あっという間の1時間半が過ぎ、お別れのときには、「さようなら」と日本語で言いながら、エクアドル流に私に近づいてハグをしてくれる子どもたちもいました。やっぱり、子どもはかわいいです。そして、教えるのは楽しいです。キトでの配属先は、教員養成学校なので、毎日子どもと直接触れ合うことはないのですが、どうにかして小学校を訪れる機会を作りたいなぁ!!
お久しぶりです。龍太母です。
返信削除先生の文章を見ていると、とても楽しそうですね!
エクアドルでも子どもたちとの楽しんでいる姿は先生らしいなぁと懐かしく思います。
なかなかコメントできませんが、近況をアップされるのを楽しみにしています。
ありがとうございます!読んでくださる方がいらっしゃると思うと、がんばって続けようという気になります!子どもたちはもう夏休みですね。お母さん方は大変そうですが。。。夏休みを楽しんでください!!
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