Qué sera sera　～ケセラセラ～: 初めての週末

エクアドルにきて、初めての週末です。キト→クエンカと移動しているせいか、もっと時間が経っている気がするのですが・・・とにかく初めての週末です。
　
　土曜日は、語学学校のツアーで、インガピルカ遺跡というところへ連れて行ってもらいました。シートベルトのないバスが１００キロ近くのスピードでくねくね山道をとばすこと１時間半、標高3160メートルのインガピルカに到着。高地には慣れたつもりだったけど、3000メートルを超えると、さすがに酸素が薄く、息を吸っても吸っても苦しい感じです。

インガピルカ遺跡。奥に見える建物は、太陽の神殿。左下には、半月が２つあります。

でも、そんな息苦しさもすばらしい景色とインカの遺跡を見たらふっとびます！本当に美しい景色でした。ガイドさんのスペイン語の説明は、半分くらいしか理解できなかったけど、「地球の歩き方」と７人の同期隊員の知識を総動員して、なんとか理解しようと頑張りました！！去年の夏、ギリシャに行ったときも思ったけど、遺跡って、一見ただの石だけど、何千年前にここに人がいて、暮らしていたんだと想像すると、とても神秘的な気分になります。

太陽の神殿で、かくれんぼ？！

ここで、インディヘナ（先住民）の踊り子さんたちに遭遇。とってもカラフルな衣装で、かわいい！「一緒に写真をとろう！」と大興奮の私たちでしたが、一方あちらも、「日本人だ！一緒に写真をとろう！」とカメラを出してきました。地球の反対側の人間が珍しいのは、お互い様みたいです。

踊り子さんたちと。衣装がとってもカラフル！

お昼ごはんに食べた白トウモロコシ。味はほとんどないです。
下は、チーズちらも味はほとんどなくって、ちょっとしょっぱい。

そして、日曜日。朝は、カトリック教徒のホストファミリーについて、教会のミサに行ってみました。ミサに参加するのは、もちろん初めて。信者でない私も行っても大丈夫だと、事前に聞いていたので、「連れて行って」とお願いしてみました。もちろん、スペイン語のお説教はわからないし、日本でも教会なんて結婚式でしか行ったことないんだけれど、印象としては、音楽がやっぱりラテン系！教会音楽といえば、パイプオルガンだと思っていたら、ここはギターの生演奏。もちろん、ボーカルも。見よう見まねで立ったり座ったり、ひざまづいたり、なかなか忙しい１時間でした。宗教って、なんだか苦手な私ですが、熱心に祈るカトリックの人たちの姿は心に響きました。

　私たち日本人が外国人から聞かれて一番困る質問は・・・「あなたの宗教は何？」でしょう。派遣前訓練でも、講義がありました。先生は、「無神論というと、過激派だと思われるので、言わないほうがいい。とにかくたくさんしゃべってごまかせ！」とのことでした。この質問は、ホストファミリーとの初日にとんできました！だから私も、「うーん、ちょっと難しいんだけど、お正月は神社におまいりに行くから神道、結婚式は教会が多いし、死んだら葬式は仏教。クリスマスも大好きだよ。」とたくさんしゃべってごまかしました。

　そして午後は、私の買い物に兄弟３人が付き合ってくれました。大きいショッピングモール（写真とるの忘れた！）は、アメリカみたい。事実、アメリカのブランドが多かったです。その後、帰りにクエンカの街をいろいろ見せてくれました。一番よかったのが、トゥリの丘。クエンカの町並みが一望できるビュースポット。その後は、モニュメントに連れて行ってくれたんだけど、突然警察がやってきて、何事かと見ていたら、階段に座って酒を飲んでいる２人組が怒られていました。どうやら、エクアドルでは日曜日に飲酒してはいけないんだそうです！バーもディスコも、日曜日は閉まっているのです。治安あんまりよくないから、厳しくなっているのかなぁ・・・。